
私が体験した不思議な出来事です。
中学校に入学したばかりの頃、私にはB君という友人がいました。彼とはそれなりに話すこともありましたが、特別に親しいわけではありませんでした。
B君はおとなしく、どちらかというと人付き合いが苦手なタイプでした。そのため、周りのクラスメイトはあまり彼と会話をすることはありませんでした。私も目立たない存在だったので、B君との接点が他の生徒よりも多かったのかもしれません。
私の通っていた中学校は郊外に位置し、クラス数も少ない学校でした。ある秋の夕暮れ、B君が急に学校に来なくなりました。いわゆる登校拒否になったのです。
小規模な学校だったため、教師たちはどう対応すればよいのか手をこまねいているようでした。ある日、担任の女性教師が私に頼んできました。「君はB君と連絡を取れるから、彼の様子を見に行ってくれない?」当時の私はそれを疑問に思うこともなく、「わかりました」と答えました。
帰り道、B君の家へ向かいました。数回一緒に帰ったことがあったので、家の場所は知っていました。玄関の前に立つと、B君の母親が出てきました。彼女は不機嫌そうで、私を見ても何の反応も示しませんでした。
「B君に会いたいのですが」と言うと、彼女は無言で家の中に私を案内しました。中に入ると、そこには立ちすくむB君がいました。しかし、彼の姿は以前のものとは全く異なっていました。髪型も服装も、まるで別人のように見えたのです。
「また学校に行けるように頑張るよ」と言うB君。私はその言葉を聞いた瞬間、何かが腑に落ちない感覚に襲われました。彼は間違いなくB君のはずなのに、彼の顔立ちや雰囲気はまるで違うものになっていたのです。
その後、学校に戻り担任の教師にそのことを報告しましたが、B君はそのまま引越しをしてしまい、その真相は謎のままです。今でも、あの時のB君の姿を思い出すとぞっとします。彼は一体何だったのか、そしてどこに消えてしまったのか。未だに考えると気持ちが悪くなります。
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