
長編
嫉妬深い彼女
おうぎょく 1時間前
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げ切れないと判断して、ぎりぎりまで彼女が追いすがってきたところで、急にしゃがみこんで足を払った。
彼女は俺につまづく形で、勢いよく顔面からアスファルトに突っ込む。
包丁を落としたので、柄を蹴って遠くに飛ばした。
彼女が起き上がるより早く自分の車に駆け寄りながら、ポケットを探りカギを取り出す。
カギを開けてドアを開け中に滑り込むのをほとんど同時にやってのけ、エンジンをかける。
バックして方向転換。駐車場の外に向かってアクセルを踏もうとしたとき、運転席ががばっと開いた。
921 :本当にあった怖い名無し:2005/11/15(火) 22:33:04 ID:dIaNEQr40
息を吸った弾みに、「ひいっ」とかぼそい情けない悲鳴がこぼれる。彼女を正視できない。
ゴミ処理用の焼却炉を稼動中にのぞいて、猛烈な熱気に顔を背けたことがあるが、今の彼女はあれに似ている。
ほとんど反射的にアクセルを踏み込んで車を走らせた。
彼女はドアにつかまって併走しながら俺の名前を絶叫していたが、スピードが上がってついに手を離した。
爪がはがれたようで、運転席側のドアの内には血の線が残った。
夜の街を制限無視で走りながら、俺は泣きじゃくっていた。
その日のうちに荷物をまとめて実家に逃げ込んだが、その日から二度と彼女を見ることはなかった。
彼女からも彼女の実家からもまったく音沙汰がないので、自殺でもしたのかとおびえていたが、
件の友人がさりげなく見てきたところ、何事もなく普通に暮らしていたという。
時間がたって楽観的になった俺は、また自分のアパートに帰った。
夕食でも作ろうと冷蔵庫を開けると、小包が出てきた。
いやな予感がしたが開けてみると、中からは手紙らしい封筒と、
あの日マンションにおいてきた靴が、短冊状にずたずたにされた物がでてきた。
それを見たとたん、あの日の恐怖がよみがえった。
心臓が急に暴れだし、口の中がが干上っていやな味がしてきた。
ひゅーひゅーと荒い呼吸をなだめながら、恐る恐る同封されていた封筒を開けてみる。
予想した手紙ではなく、硬い花びらのようなものが手のひらに散らばった。
それが根元からはがれた十枚の爪だとわかったとたんに、声を上げて手の平から払い落とす。
慌てて友人に連絡を取ろうとするが、家の電話機が動かない。よく見ると電話線がちぎられていた。
喉から変なうめき声をもらしなが
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- ほうほう真実を知る者
- コピペと書けばいいとくさん
- 上手く扱えてる。俺なら
- これが実話だとしたら「〜すればよかったのに」みたいな感想は第三者だから言えること。 パニック起こしたら普段するべきことも簡単に見落とす。藤原
- 愛されたい〜〜 (本音)俺
- めっちゃ怖いっすね怖花作夫
- さすがにやばいと思うレベルがズレてるせいやろタク
- そしてホモへアマランサス
- こんなこと本当にあるんですね、、、 ただただ怖いですおもち
- こんなこと本当にあるんですね、、、 ただただ怖いですおもち