本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

中編

メリークリスマス!

匿名 3時間前
怖い 843
怖くない 591
chat_bubble 4
20,710 views
込んだ。 ざらついた感触だった。 手を引き抜いて目を開けてると、白い砂のようなものが袖や腕にまとわりついていた。 (底のほうに入っているのかな?) 今度は肘まで深く突っ込んだ。しかし砂のようなものしか感触は得られない。 何度も何度も手を入れた。その度白い砂は飛び散った。 そのとき「ただいまー」と半休を取った母親が帰ってきた。 未来君のお母さんは壺を見て、図工で使う何かだと思ったのだろう「なあに、それ?」と笑っていた。 しかし、未来君が説明しようとする数瞬で笑顔は消えた。 「あんた!これどこから拾ってきたの!!」 今までに聞いたことない怒鳴り方だった。 いつもの、厳しいけど優しいお母さんの顔はどこにもなかった。 「え、え・・・」 未来君のお母さんは狂ったように娘の袖を、腕を払った。 母親の異様な取り乱し方に未来君は怯え、何も喋れなかった。  「あんたこれ骨よ!骨壷よ!」 人を焼いた後の骨よ、そう叫ぶお母さんを未来君は放心して見つめていた。すでに部屋のあちこちに白い砂は散らばっていた。 だからクリスマスが嫌い、そう未来君が言うのも納得できる。  「この時期になると、いまだに夢に見ちゃうのよ。グチャグチャになったおじさんが右腕にすがりついてくる夢を」

後日談:

  • もうすぐクリスマス。 そんな季節にあったお話です。

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(4件)

  • こ、骨壺!?まじか......。怖いな。
    りこ
  • え?男?女??集中できん
    呑気
  • お嬢ちゃんに君付け?
    菜々氏
  • サンタさんじゃなくて、なくなった人!Σ(゚д゚lll)
    ブルー
0/500

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.0.238

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

grid_3x3 話題のキーワード

search

サクッと読める短編の怖い話 サクッと読める短編の怖い話

読み込み中...