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中編

すれ違った親子連れ

匿名 3日前
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多少長文のうえ駄文です。 暇な方だけお読み下さい! まず最初に断っておきますが、この話しは心霊うんぬんの話しではありませんので、そのむきの話しを期待してる方もスルーして下さい。 今から話す事は私自身が友人と実際に体験した実話です。 前置きが長くなりましたが、それでは本文にいきたいと思います。 あれは今から20数年前の日曜日の事でした。 私は友人と二人で地元では結構有名な景観の良いビュースポットに出かけました。 そこは断崖絶壁の3百メートルはあろうかという 巨岩がそびえ立ち、市内を一望出来るプチ観光名所になっていました。 秋の日の午後3時頃私と友人は山道を車でのぼり駐車場に到着しました。 駐車場からその巨岩の頂上までは車では行けず歩いて行かなければなりませんでした。 やっとの思いで頂上に着いた私達は天気も良かった事もあり、その素晴らしい景色を堪能しました。 とりとめのない話しをして気がつけば、もうあたりは薄暗くなっていました。 徐々に気温も下がってきて十分に景色を楽しんだ私達は帰路につくため駐車場までの道を急ぎました。 もう私達の他には誰も居ず少し薄気味悪かったのを今でも覚えています。 どれくらい歩いたでしょうか、駐車場までの下り坂を歩いていた私達の前方約50メートル先に登ってくる二人連れの姿を確認しました。 こんな薄暗くなってから景色を見に行くのだろうか?などと考えながらも私達は先を急ぎました。 良く見るとその二人連れは母親と娘のようでした。 すれ違いざまに、これからですか?とか、もう暗くて何も見えませんよとか、一言二言話しかけましたがその親子連れから返事が帰ってくる事はありませんでした。 振り返ると親子連れは、なおもどんどん登っていきます。 さほど気にする事もなく私達は駐車場に到着し帰路につきました。 次の日の早朝私はけたたましく鳴る電話の音で目がさめました。 電話に出てみると昨日あの巨岩に一緒に行った友人からでした。 友人はただ、新聞みたか?新聞みたか?新聞みろ!と繰り返すだけです。その声は心なしか少し震えているようでした。 友人のただならぬ様子に新聞を捲った私の目に飛び込んできたのは、母親と娘か!?飛び降り自殺という見出しでした。 時間と場所からして昨日私達がすれ違ったあの親子連れに間違いありませんでした。 そうです、私達が昨日あの場所ですれ違った親子連れは自らの命を断とうとあの巨岩に行ったのです

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