
中編
ある男性芸能人にまつわる話 序章
匿名 2015年12月27日
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これは、実在の男性芸能人にまつわる話です。
Aさん、としますね。
その日は、Aさんを撮影させていただくことになっていました。
*私の職業はカメラマン(他いろいろ)です。ちなみに女です。
Aさんからは「劇場の出番が終わったら連絡します」と言われていて。
時間に余裕があったので、近くの家電量販店へGO!欲しい商品を発見☆
一人だけ暇そうに立っていた男性の店員さんを呼びました。
すいませーん!あのー!と。
店員さんは20代前半くらいですかねぇ。やっと目が合うも、ものすごくびっくりした顔をされて。
いや、なぜ驚く!?w
そして今度は、私がびっくりしまた。すごい速度で目の前に来たんですね。まさに、瞬間移動という感じ。やる気がすごい。
なんかヘンな人だなぁと思いつつも、いくつか質問。ところが、上の空な感じ。おいおい、やる気はどうした!?
しかも「僕じゃないんですよねぇ…」とか「僕を呼んだのはあなたですよ…」とか、モゴモゴ言ってる。
さてはゆとり世代か。それにしては、なんか古臭いけど…。
正直、ハズレを引いたと思ったので「もういいです。他の人を呼んでもらえますか?」。それだけ言いました。
すると、その若い店員さんが初めて私の目を見て、言ったのです。
「×××××!」
その言葉は、お客様はもちろん、普段の会話でも絶対に言ってはならない、ひどい言葉でした。
…なんで?なんでそんなこと言うの???
悔しくて泣けてきました。
そのままトイレに走った私。
トイレは3つ個室があって、3つとも空いていました。一番手前に入りました。
ネームプレートを見ればよかった。トイレから出たら絶対クレーム言ってやる。
そう決意していた時、ドアがノックされました。ノックを返す。
また、ノックされる。ノックを返す。
またノック。
本日二度目の、なんで?ですよ。
トイレあと2つ空いてるやろー!!!
すると、トントンという感じではなく、ドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!って、強くなるわ、途切れないわで。
耳がどうにかなりそうな感じ。
…まさか、あの人?さっきの若い店員!?
てか、ここ女子トイレなんですけど!!!
もう我慢の限界。
だから、ドンドンしている時に、思いっきり開けてやれと思いました。そして、後ろにひっくり返れ!と。
ああ、それと。
さっき君が私に言った言葉。いま最高にふさわしい言葉。同じこと言ってやる。
勢いよくドアを開けると同時に、言い放つ。
「××××××!」
…そこに、悪魔が居ました。
でも、それは。
トイレの鏡に、自分の恐ろしい形相が写っていただけ。
ひどくおぞましい言葉を、自分に向けてあびせていただけ…。
そして、売り場へ戻った私は、ある事に気がついたのです。
その場に居た店員さんたちの制服と、さっきの若い店員の制服が全く違うことに。
どうして…
あの人、誰だったのよ…
呆然としていた時、 Aさんから連絡が。もうすぐ劇場を出ます、という。
我に返った私は、待合せ場所へ急ぎました。
なお、この現場で昔、とても悲惨な事故が起こったということを、わたしは知りませんでした。
…以上が、いわば序章です。
これらの出来事が、次の出来事に関係しているかもしれないと思い、投稿しました。
本当に聞いてほしい…というか、見てほしいものは、また投稿します。
*若い店員さんが言った言葉は、怖くて書けません。どうぞお許しください。
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