僕は三重県に住んでいます。 お世辞にも都会とは言えませんがそれなりに生活しやすい場所だと思っています。 そんな三重県の有名な心霊スポットに行った時の話。 　18歳の頃，僕と友人A，Bの3人で心霊スポットに行こうという話になり土曜日の夜に僕の家に集まりました。 その時はBが車を出してくれ，3人で乗り合わせたのですが修理から直ってきたばかりのピカピカの車です。 生憎Bは前日の夜から夜勤と日勤をしていてあまり寝れていない様子だったのでその時はAが運転をする事に。 　県内ですが下道1時間半，しかも山の中にある場所なのでケータイのナビをしながら向かう事にしたのですが幸先悪く，修理から帰ってきたばかりの車の左の前輪を田んぼの溝に落としてしまいます。 Bは後部座席で横になりながら寝ていましたが僕とAの2人の騒ぎを聞いて起き上がって来ました。 不幸中の幸いで目立つ所に傷は付かなかったのでBも許してくれ，再び目的地のトンネルへ向かう事に。 今思えばそれが何かの暗示だったのかも知れません。 その後は何事も無く無事に某トンネルに深夜1時頃に着き僕とAが 「さぁ行くぞ」 と意気込んでいる中，Bは余程眠たいのか車の中で待ってると言い出したので僕とAの2人で行く事に。 　 このトンネルの入口には鉄製の扉が設けられており，僕が3年程前（当時15歳頃）トンネルに来た時は扉は閉められていて中に入る事が出来ませんでしたが，何せ有名な心霊スポットとなっているので以前来た誰かがこじ開けたのか，その日は入る事が出来ました。 　入る前に， 僕「俺後ろにカメラ向けて動画回すからAは前撮ってて」 という会話を交わし，動画を回しながら入る事にしました。 トンネルを歩いていくと，某有名心霊YouTuberの方も動画で上げていて奥が行き止まりなのは知っていましたが動画で見るよりも行き止まりまでの道のりが長く感じた事を今でも覚えています。 中で何かが起きた訳でも無く，心霊スポットという肩書きがあるからなのか，何かを感じ取ったからなのか2人とも早足でトンネルを後にして車に戻り雰囲気はあるけど拍子抜けしたなという会話をしながらトンネルの前で先程撮った動画を自分のケータイ（後方の映像）で見返す事に。 心霊初心者なのであまり詳しい事は分かりませんが何やら光る発光体の様な物が3〜4粒こちらへ寄ってくる様に飛び跳ねては消え，また現れては飛び跳ねては消えを繰り返し