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長編

黒い服の女

リンゴ 1時間前
怖い 690
怖くない 578
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れませんでした。 部屋は豆電球がついてるので真っ暗ではなく物が見えるぐらいには明るかったです。 眠れなくなった私は天井を見つめてぼーっとしてました。 天井を見るのに飽きた私は首だけを動かして部屋を見渡しました。 兄が寝てる方を見た時その女はいました。 女は長い髪に黒い服を着て兄の頭のすぐにある壁から上半身だけを出して兄を見下ろしてたのです。 たれた長い髪に顔は隠れ見えませんでした。 女は小さな声でなにかを呟いてましたが なにを呟いてたのかは分かりませんでした。 怖くなった私は布団を頭までかぶりガタガタ震えてました。 あれはなに? あれはなんであそこにいるの? なんで兄を見下ろしてるのと考えてました。 5分くらいそんなことを考えてガタガタ震えてましたが、もしかしたら見間違いなのではないかと考えました。 そう思った私は怖いながらも少しずつ布団を下げて目だけ出して兄の方を見ました。 女は壁からいなくなってました。 私はやっぱり見間違いだったのかとホッとし布団から顔を出したその時です。 私の顔のすぐ横に女の顔はありました。 ベッドの下から体を出して私を見てました。 その顔は無表情に私を見つめブツブツと呟いてます。 私は怖いのに顔を動かせず見つめあったまま固まってました。 そして女は少しずつ顔を近づけて鼻と鼻があたりそうな距離ではっきりと呟きました… お前も違う… 私はそこで気を失い気づいたら朝でした。 次の日に母に話しても寝惚けてたんでしょと言われ信じてもらえませんでした。 それからも私はその家を引っ越すまで家の至るところで幽霊に遭遇しました。 誰もいないはずの母の部屋にぶら下げる形で干してあるバスタオルの向こう側に見える膝から下だけの足。 お風呂のすりガラスに写る髪の長い女。 トイレのドアの上下に換気用の穴があり、絶対に人の指が入らない隙間から出てくる指。 その他にもいろいろありました。 すべて母に話しても母は見たことないから冗談でしょと流されてばかりでした。 兄も見たことないと言ってからかわれました。 その家は初めて幽霊を見た時から1年半後に引っ越しました。 今までずっと気づきませんでしたが引っ越しの準備で片付けをしたときに原因の一部が見つかりました。 私の寝室と母の寝室の押し入れにお札が貼ってありました。 押し入れは上下で仕切ってあり、上の段の天井ギリギリの壁に良く見なければ気付かない程の小さな扉がありそのなか

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  • こわい、、
    さくら
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