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峠の遺品の話
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峠の遺品の話

8時間前
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これは実際に起こった出来事です。僕が高校2年生の秋、友人たちとドライブに行くことになりました。仲間は同級生のユウタ、リョウ(仮名)、そして年上の先輩、マコトさん(仮名)です。マコトさんはユウタの兄で、少し頼りにしている存在でした。

私たちは有名な白山峠に向かいました。この峠はドライブには最適な場所で、昼間は観光客で賑わっていましたが、夜になると一気に静けさが訪れ、まるで別の世界のように感じます。急カーブが続くため、事故が多いことでも知られていますが、もう一つの言い伝えがありました。

それは、あるおばあさんから聞いた話で、こう語られていました。

「峠に落ちている服やバッグは、決して触れてはいけない。持ち主が必ずいるから、その後の運命がどうなるか分からない。」

その言葉は、今でも脳裏に焼き付いています。

ドライブを楽しんでいると、急にマコトさんが車を停めました。道端に、派手なコートやブランドのバッグが散らばっているのを見つけたのです。

「これ、すごい!誰かが捨てたのか?」

マコトさんは笑いながら言いました。「持って帰ろうぜ!」と言い、私たちに手を差し伸べました。僕は、あのおばあさんの言葉を思い出し、少し不安になりました。「やめた方がいいんじゃないか」と言ったものの、彼らは笑いながらバッグをトランクに詰め込みました。

その日は何事もなく終わり、僕は普段通りの生活に戻りました。しかし、三日後、母から衝撃のニュースを聞かされました。「ユウタが事故に遭った、亡くなったんだって。」

信じられず、すぐに葬儀に参列しました。ユウタとマコトは、峠での衝突事故で命を落としていました。葬儀場で、ユウタの遺品の中に、あのブランドのバッグがあったのを見て、背筋が凍りつく思いがしました。

それから数日後、リョウは自宅の屋上から飛び降りて自殺しました。警察によると、屋上には厳重な施錠がされていて、中学生が簡単に開けることはできなかったそうです。リョウが身に着けていた服は、あの峠で拾ったものだったのです。彼はその日、僕に電話をかけてきましたが、僕は出られなかったのです。

今となっては後悔しかありません。あれから18年が経ち、今でもお墓参りをするたびに、あの峠のこと、拾ってはいけないものについて思いを馳せています。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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