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短編

匿名 3時間前
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大学時代、アルバイトをしていた某スーパーでの事です。 その日は急な欠員が出たとの事で、他部門にいた私がヘルプに入ったのですが、慣れない仕事・ちょうど試験終わったばかりで勉強疲れもあったのか、何かが鈍い様な…そんな変な感覚がありました。 それさえ除けば特におかしい事もなく、仕事上がりの時間が近付き、ゴミ捨てや後片付けをしに裏へと下がりました。 仕事終わりの挨拶をし、一緒に上がる方に「これだけ捨てて来るので、先に行ってて下さい」なんて話をして、1人で倉庫の方へ向かいました。 そこの店は6階建てで各階にダストシュートがあり、酷いと地下〜1階くらいまで埋まるなんて話を聞いていたので、一応下が片付いてあるか覗いて、後はいつもの通り適当に投げ入れていました。 しかし、おかしな事に下に落ちた音が聞こえてこず、見れば途中で詰まっている様子。 (そんな目一杯入れた覚えないんだけどなー。まぁ、重くなれば落ちて行くよね。)なんて考えながら、重ねて行きましたが、まったく動きません。 さすがに不思議になって手で押しましたが全く効果なし。仕方なく手すりに掴まり足で踏み「さっさと落ちろ」なんて言いながらやって、ようやく落ちました。 後は残りを最初みたいに少しずつ入れていたら、急に耳元で「お前が落ちろ…!」と言う声と共に、投げ入れていた方の手が引っ張られる感覚が。 声を上げて必死に抵抗し、その声を聞きつけたのか、パートさんの1人(Kさん)が「どうしたの!?」なんて慌てて駆けつけて来ると、舌打ちの様な音と共に引っ張る力が弱くなりました。 Kさんに事情を話したところ、「気のせいだよ。多分Mちゃん疲れてるんだわ」などと笑っていましたが、同時に私の腕を見たのか、一転して「あんた。それ、どうしたの!?」と。 見ると黒と赤の混ざった様な色をした、複数人から強く握られた様な跡が手首から腕まで残っていたのです。 次の日の朝には普通の痣の様になっていましたが、しばらく残り、それを見る度にKさんが来なかったらどうなっていたのだろうと嫌でも思い出させられていました。 結局そこで事故があった様な話もなく、原因は分からずじまいでしたが… きっと何らかの理由が重なって、線の向こう側に踏み込んでしまったのでしょうね。

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