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短編

おじいちゃん

匿名 2日前
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俺さ、小さい頃から本当におじいちゃんが大好きだったんよ。 親は仕事人間だから親よりじいちゃんと居る時間の方が長くて大好きだった。 周りから見ても俺はおじいちゃんっ子で幼稚園の送り迎えは必ずじいちゃんだったし。 幼稚園が終わると必ずいつもじいちゃんと遊んでた公園に行って砂遊びしたりでとにかくじいちゃんと居る時間が長かったのよ。 で小学生の時昔からヤンチャだった俺は高学年に上がっていくに連れ問題を起こしては親が謝りに行く事が増えてったのよ。 夜中友達とバイクで走り回ったりして 警察のお世話にまでなった俺を何度も何度も親が来ては怒られその度じいちゃんだけは俺の見方をしてくれてた。 そしてじいちゃんからもよく怒られたりしてたんよ。 今となってはほんまに沢山俺の為に叱ってくれて感謝もしてる。 でもそんなじいちゃんも歳をとっていく。 俺は年老いていくじいちゃんに徐々に距離をとっていった。 話しても楽しくないって言うか。 怒られる事も多くなっていって思春期な俺はその度反発もしてた。 イライラも増えてった。 俺は家にも寄り付かなくなってた時にじいちゃん小さな腫瘍が見つかって。 病院に入院になったんよ。 家にずっと居たじいちゃんはずっと病院にいる事が増えだんだんじいちゃんの事なんかどーでもいいって思ってた。 今となってはどついてやりたいねその当時の俺を笑 反抗期途中の俺はそんな事どーでもいい。 って正直思ってて親も仕事人間だから 家にも夜遅くならないと帰ってこない。 そんな親から俺が「じいちゃんなんどーでもいいわ」なんて言ったもんだから久々親に怒鳴られたのよ。 俺はそのままそそくさと部屋に入ったのよ。 俺が遊んでる間にも腫瘍はじいちゃんの体を蝕んで行ったのよ。 じいちゃんは嫌いじゃないけど話してなかった期間が長いせいかお見舞いに行っても一言も話さないままじいちゃんはいってしまった。 そしてじいちゃんが昔から大切にしていた時計があって今も飾ってるんだけど じいちゃんの命日の時間になったらなぜか時計の針が逆戻りするのよ。 左回りって事ね。 不思議でじいちゃんが命日の日に逢いに来てくれてるのかな?って思って今でも大切に家に飾ってある。 じいちゃんに色々教わった事は今でも忘れない。自分は今結婚して子供がいるけど俺の爺ちゃんみたいに優しかったじいちゃんに俺もなりたいと思う。

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