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中編
初めて霊を見た時の話
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初めて霊を見た時の話

2019年7月24日
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若いころには色々と不思議な経験をしていた私ですが、そもそも初めて霊のようなものを見たのは、小学五年生の時でした。

その日学校は全児童総出の大掃除の日でした。

年末だったのかな。はっきり覚えていませんが。

で、うちの小学校にも、お決まりの七不思議的な噂話があり、そのうちのひとつに「体育館の鏡」というものがありました。

体育館のステージの向かいの壁に大きな鏡がありました。

しかしその鏡はいつでも扉が閉められていて、鏡本体を見たことのある子は誰もいなかったのです。

そこで、「あの鏡には霊が乗り移っていて、鏡を見た人をあの世に連れて行ってしまう。だからいつも扉が閉じているのだ」という噂が代々流れるようになったのです。鏡を見たら死ぬ、と。

ありがちですね。

そして私と友人Nは、大掃除のこの日、なんと体育館の鏡の拭き掃除を任命されたのです。

「ええ!? だって先生、あれ開かずの鏡でしょ!? 見たらダメなんじゃないの?」

「何を言ってるんだ。ただの鏡だよ。ちゃんと掃除してきなさい」

そんな感じだったと思います。

私とNは渋々体育館へ向かいました。

体育館ではたくさんの児童が床や窓ガラスを掃除していたので、あまり怖さはありませんでした。

しかしいざ鏡の前に立つと少し足が震える感じでした。子供で純粋でしたし、あの噂話も半分信じていたのかもしれません。

鏡は縦1m×横2mぐらいの大きなものでした。扉は観音開きになっていて、私とNはそれぞれ左右分かれて取っ手を掴みました。

「いくよ」

「うん」

私たちは笑ってしまうぐらい真剣でした。

せーの、で二人同時に取っ手を引き、扉はゆっくりと左右に開いていきました。

「・・・・・!!」

そして私たちは声を失ったのです。

鏡には、本来映っていなければならない私たちや、掃除している子供たちの姿は一人も映っておらず、代わりに、ステージの上に整列してじーっとこっちを見つめる数十名の子供たちの姿が映っていたのです。

まるで集合写真を撮っているかのように直立のまま、数十名の子供たちが無表情に鏡を見つめていたのです。

彼らの着ている服は見たことのない、古そうな体操服でした。上下白で半袖短パン。男子も女子も同じ格好で、頭に白い運動帽をかぶっていました。

私とNはひきつった顔を見合わせ、慌ててステージを振り返りました。

そこには何もおかしなところはなく、掃除している子供たちがいました。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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