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中編

職場のビルでの体験

チョコ 2日前
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る人がいるはずもないのです。なぜ、誰もいないのに停まったのか…考えてはいけないと思い、やめました。エレベーターの閉まるボタンを押し、再び降下し始めました。するとまたポーンと4階で停まりました。ああまたかと思いましたが、本当に誰か乗ってくるかもしれません。再び身構えドアが開くと…やはり真っ暗なフロアで誰もいません。さすがに早くビルを出たくなり閉まるボタンを押しました。 今度こそ1階に着いてエレベーターを出ました。このビルは、エレベーターを降りると左には行き止まりの締め切られたシャッターしかありません。店舗や自販機なども全くないのです。右に行くと出口のドアがあります。だからみんなエレベーターを降りれば右に曲がります。 私がエレベーターを降りて、ふと左に気配を感じて見てみると、床にうつ伏せに倒れている人がいました。深夜なので薄暗く年齢なども分かりませんでしたが、サラリーマン風の男性だったので酔っ払って倒れているのかと思い、あわてて声を掛けようと近づきました。しかし、ピタっと私の身体が止まってしまいました。声をかけてはいけないと、私の第六感が言ったような気がしたのです。 なぜなら、そのうつ伏せの人は本当にうつ伏せで、顔が地面に張りついていて、呼吸もしていませんでした。生気がなく生きている人ではない、と思いました。行き止まりのシャッターの前に倒れていて不自然だったこともあって、私は怖くなりその場を離れてしまいました。  次の日、万が一本当に急病の人だったら大変なことをしたと思い、管理人室や庁舎に連絡し、24時ごろから朝にかけて、救急車で人が運ばれたことなどがなかったかどうか調べましたが、何も変わったことはありませんでした。 このビルは古く、職員の飛び降り自殺も数回起きている場所です。次の年に異動したので今はどうなっているか分かりません。

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