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中編

お神輿

2日前
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白に見えました。 私はすごく楽しくなってきて、踊りに加わろうと思って前に出ようとしました。 すると突然、祖母が後ろから私の体を羽交い締めにして止めます。 私は 「なんでダメなんだよ〜!!」 とダダをこねて泣き叫びます。 父も兄も祖母も無言です。 するとゆっくりお神輿と踊りの人たちは敷地の外へと向かって移動をはじめました。 そのときお神輿にあっくんが乗っていることに気が付きました。 ですが、表情が全く無く、こちらにも気が付きません。 あれ?なにか様子がおかしい。。。 と感じ、なぜか声がかけれませんでした。 ただ、とても寂しく悲しくなったことを覚えています。 その後、熱が引き、またあっくんのところへ遊びに行こうとすると、 父、母、祖父、祖母そろって 「まだちゃんと治ってないから遊びに行っちゃダメ!」 と止められました。 そして実家から自宅へ帰ったあとに、あっくんが亡くなったことを知らされました。 お神輿の話を父親にしたらはぐらかされて、真面目に聞いてもらえなかったこと覚えています。 そして中学生になったとき、急に祖母から 「あんた小さい頃、熱出して死にかけたこと覚えている?外に出たい、外に出たいって駄々こねて、言う事聞かなくて。。外に出ないように押さえつけないといけないぐらい、あんたあばれたんだからね。ホントに、、、私が守らんかったら死んでたんだよ。無事に大きくなってよかった。」 と昔ばなしをされたことがありました。 その時はそんなこと覚えてないよと言っていた気がしますが、 最近また思い出して、そうか、あれはあっくんがお別れを言いに来たのではなく、 あっくんを連れに来た集団が、私も迎えにきたのではないのか? と考えることがあります。 まあ、本当の答えはわかりませんが、とりあえず、いろいろ危機もありながらまだ生きているので感謝です。

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