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籠の中⑫(未奈を連れて旅行へ)

それから数日後。
俺は未奈を連れて車で旅行に行った。
朝早く起きて、少し離れた県に行く。
冷静に考えれば、未奈を連れて人の目に触れる場所に行くのはリスクがあるが、そのときはそのときだと覚悟を決めていた。
・・・
まず初めに向かったのは川沿いの建物が綺麗な街。
昔ながらの蔵や屋敷が並ぶ観光地に来た。
そこには老若男女問わず多くの人が集まっていた。
「すごい良い雰囲気!」
未奈はとても喜んでいた。
俺は未奈と手を繋ぎながら歩いた。
未奈は俺よりも6才も年下で、未奈の手はツルツルのいい手触りでいつも若さを感じる。
街にはミニ動物園のような屋内の建物があり、フクロウとヒョウネコを見て癒された。
未奈は絶えず
「可愛い!」
と言っていた。
街の川沿いを歩いていると、女の子の名前の金属製の筆記体キーホルダーを売っている路上販売の店があった。
名前のバリエーションはいくつもあり、当然「Miina」もあった。
他にも、前好きだった子の名前を探してみたり。
すると未奈は
「何を探しているの?」
とやや不機嫌そうに言ったので、俺は慌てて
「これください。」
と未奈の名前のキーホルダーを買って未奈に渡した。
そのあとは、また車に乗って次の目的地へ。
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