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長編

怨み

しゅん 2020年9月9日
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年が過ぎました。 つまり去年です。私が39才の時です。 実家に帰る用事があったのでお盆休みに帰省した時の事です。 実家近くのコンビニで偶然元彼女と会いました。 向こうも実家に帰省中でご主人と子供と一緒でした。 私はご主人に自己紹介し、あいさつしました。 するとご主人はせっかくだから2人で思い出話でもしてきたら?と提案してきました。 その後2人で駅前のスタバに入り、ソファに座って話す事になりました。 自然と前回の同窓会やその後の話になりました。 私はまたショックを受ける話を聞きました。 なんと2年前に磐田が死んだというのです。 しかも自殺したと。 元彼女の妹は磐田の弟さんと同級生だった事で、元彼女にも色々と情報が入ってきたそうです。 それを纏めると… 磐田の弟さんの言うには、実は以前から兄はだんだん頭がおかしくなっていっていた。 家や会社で幽霊が見えると言い出したそうです。 そのせいで家や会社に御札をベタベタを張り、至る所に盛り塩をして… それでも効果が無かったらしく、胡散臭い拝み屋や占い師みたいな詐欺に次々とひっかかり会社が傾いて結局は潰れたそうです。 嫁と子供は実家に帰り離婚。 無職でノイローゼみたいになった兄をほっとけなくて、弟さんが仕送りをしていたらしい。 最後は1Kのボロアパートに住んでいたそうです。 兄は死ぬまで「黄色い長い布を持った子供の幽霊が見える、耳元で死ね、お前のせいだ」と四六時中囁いてくると言っていた。 しかし不思議なのが自殺の仕方で、なんと深夜に起きて喪服に着替え数珠を持ってサンダルを履いて、そのまま高速道路へ歩いて行き、出口から侵入して走ってきた大型トラックに飛び込んだそうです。 意味不明でした。 当時の地方紙には掲載されたそうです。 そして更に1年が過ぎ、今年の春。 近所のショッピングセンターへ車で行った時に駐車場に山下がいました。 相変わらずの小太りだったが、明らかに顔色が悪く更に老け込んでいて、右足をびっこを引きながら、警備の棒を振って車両を誘導していました。 話かけると、「もうそろそろ午前の仕事が終わるから一緒に飯でもどうだ?」と言われました。 フードコートでうどんを食べて山下と喋りました。 以前より明らかに顔色が悪いので、私はお前大丈夫か?病院行ってるか?と言うと、山下はここ数年ずっと体の具合が悪く悪化しているが病院には行ってないと。 私が病院に行くことを勧めると、病院

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