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長編

私の母校

匿名 3日前
怖い 419
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、走ったことがバレて怒られるのではないかと違う意味での恐怖を覚えた。 「宿題を教室に忘れて‥‥」 「あぁ、そうか。もう遅いから早く帰りなさい」 そう言われ、挨拶をして渡り廊下を歩いて東門の玄関口に向かった。 そう、怒られないように歩いて向かうつもりだった。 私はまたしてもその場から全力で走り出した。 この校舎には先生はもう私の顧問しかいない 仮に他の先生が残っていたとして、懐中電灯も持たずに見廻りをする先生などいるだろうか。 そもそもあの先生は一体誰だ。 私はあの声の先生を知らない。 何より、あの場所は、首吊り死体があると言われている教室の入り口だったから。 1階の渡り廊下は低い壁を乗り越えれば外にそのまま出ることが出来る。 靴を脱いでいたため、靴下ではあったが一刻も早く校舎から出たくて、私は壁を乗り越えた。 その時に見てしまった。 先程、先生のようなものに出会った教室の中で天井からぶら下がる何かを。 私は泣きそうになりながらもとにかく走った。 東門の玄関口に辿り着いた時には、部員が帰ってしまった東門で私の母親と顧問が私を探しているようだった。 その姿を見て私は安堵した。 ほんの10分程の出来事だったのに、私には長く長く、終わりがないかのような時間だったように思えたから。 その後、母親に怒られながら私は車に乗り込み家路に就いた。 一応顧問に確認してみたが、やはり校舎内には顧問しかいなかったようだった。 夢でも見たのかな、なんて考えながら南門の前を通過した時、門の向こう側に、頭の部分がグチャグチャになっている何かがいたように見えた。

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  • これは良いモノだ
  • メッチャ怖かった❗
    ゆんちゃん
  • こんな風に文章が書けたら…面白かった!
    匿名
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