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長編

ヒッチハイク1

匿名 2016年8月22日
怖い 747
怖くない 561
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熊が出るから!今日と明日は!」と意味不明な事を言っていた。 俺達は腰を浮かせ、本当にもう結構です、としきりに訴えかけたが、 父は「せめて晩餐を食べていけ」と言って、降ろしてくれる気配はない。 夜中の2時にもなろうかと言う時に、晩餐も晩飯も無いだろうと思うのだが… 双子のオッサン達は、相変わらず無口で、今度は棒つきのペロペロキャンディを舐めている。 「これ、マジでヤバイだろ」と、カズヤが小声で囁いてきた。 俺は相槌を打った。しきりに父と母が話しかけてくるので、中々話せないのだ。 1度、父の言葉が聞こえなかった時など「聞こえたか!!」とえらい剣幕で怒鳴られた。 その時双子のオッサンが同時にケタケタ笑い出し、俺達はいよいよ「ヤバイ」と確信した。 キャンピングカーが、国道を逸れて山道に入ろうとしたので、流石に俺達は立ち上がった。 「すみません、本当にここで。ありがとうございました」と運転席に駆け寄った。 父は延々と「晩餐の用意が出来ているから」と言って聞こうとしない。 母も、素晴らしく美味しい晩餐だから、是非に、と引き止める。 俺らは小声で話し合った。いざとなったら、逃げるぞ、と。 流石に走行中は危ないので、車が止まったら逃げよう、と。 やがて、キャンピングカーは山道を30分ほど走り、小川がある開けた場所に停車した。 「着いたぞ」と父。その時、キャンピングカーの1番後部のドア(俺達はトイレと思っていた)から 「キャッキャッ」と子供の様な笑い声が聞こえた。まだ誰かが乗っていたか!? その事に心底ゾッとした。 「マモルもお腹すいたよねー」と母。マモル…家族の中では、唯一マシな名前だ。幼い子供なのだろうか。 すると、今まで無口だった双子のオッサン達が、口をそろえて 「マモルは出したら、だぁ・あぁ・めぇ!!」とハモりながら叫んだ。 「そうね、マモルはお体が弱いからねー」と母。 「あーっはっはっはっ!!」といきなり爆笑する父。 「ヤバイ、こいつらヤバイ。フルスロットル(カズヤは、イッてるヤツや危ないヤツを常日頃からそういう隠語で呼んでいた)」 843 その7 sage New! 2009/12/24(木) 22:20:19 ID:NNdtlw3F0 俺達は、車の外に降りた。良く見ると、男が川の傍で焚き火をしていた。まだ仲間がいたのか…と、絶望的な気持ちになった。 異様に背が高

後日談:

  • この話は私が体験したのではありません。 今まで数々の怖いお話を読ませて頂いて一番怖かったものを載せさせて頂きました。

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  • 3回位他でも見た笑さすがにわかるね(´∀`)キャラ濃いし
    AGE
  • 女の子をやっちゃったのはあの一家って事…?
    まぁさ
  • この話し知ってる 二度くらい読んだから もう読まない 外国のホラー映画見たい
    まゆ
  • 凄く怖い!文章も上手。恐怖がじわじわ迫って来ました。最高でした!
    猫おばちゃん
  • 怖すぎやろ(´;ω;`) 夜行バスの中で震えなう
    いずみ
  • いもけんぴさんマジですか!!でも本当に怖くて誰かに共感してもらいたかったんです(´×ω×`)
    あいか
  • でも怖いですよね
    いもけんぴ
  • それ僕も上げてるんですけど……
    いもけんぴ
  • やばいめっちゃこわ
    ゆめか
  • 怖かったです
    匿名
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