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長編

僕とSさん

匿名 3日前
怖い 22
怖くない 13
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。いくつかの急こう配を越えて、山の中腹にある夜景スポットとして有名な公園の駐車場に駐車しました。 Sさんに促され車を降りると、前を走っていたもう一台のワンボックスからも人が二人降りてきました。二人とも全身黒ずくめでマスクをつけていて、大柄で、胸板の厚い若者でした。 彼らは駐車したワンボックスの隣に元々停めてあった黒い大きなワンボックスのトランクをおもむろに開け、僕とSさんをにらみつけました。 Sさんは飛ぶようにトランクに駆け寄り、トランクの中から小さめの黒いリュックをいくつか引っ張り出し、僕たちの乗ってきた軽ワンボックスのトランクを開けて詰め始めました。 Sさんに視線で促され、僕もリュックをトランクから引っ張り出しました。 合計で6つ、すべて詰め終わると大柄の男たちはすぐ車に乗り込み、返っていきました。Sさんと僕は自分たちの車に乗り込み、Sさんの運転で国道に出ました。 1時間ほど車に揺られ、県境のサービスエリアに車を停めました。そこには、自分たちの乗ってきた軽の白いワンボックスと全く同じものが1台止まっており、降りてきた黒服の男(黒服の男とは別の人)に支持され、今度は自分たちの車のトランクからそれらのトランクにリュックを移し変えさせられました。 作業を終えたころには一時を回っていました。 Sさんは黒服の男と会話した後、封筒を2つ手に持って戻ってきました。 「はい、今日の分」 封筒の中には綺麗な万札が4枚入っていました。僕は興奮して、Sさんを見ると、すごいだろ、とでも言いたげな顔で目配せしてきました。 その後、僕とSさんは再びワンボックスに乗り込み、来た道を戻り家路につきました。 ちなみにリュックの中身は最後までわからず終いでした。勝手な憶測ですが、重さや大きさ的に、薬かなにかかなあと思っています。 翌々日の昼過ぎ、Sさんから電話があり、呼び出されました。Sさんには初仕事の帰り道で電話番号を教えてありました。 その日は21時に××公園で集合し、初日と同じような流れで県境(今度は初日とは反対側の県)のサービスエリアまで行きました。初日と同じ額をもらい、2時前に帰路に着きました。 それからは数日おきにSさんに呼び出されました。 仕事を重ねるごとに、次第に道中、Sさんと雑談をするようになりました。Sさんは〇天堂のゲームオタクで、自分もゲームが趣味だったので、話が弾みました。また、Sさん

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