
これは大学生の頃の出来事だ。私には高校からの親しい友人、奈美がいる。ある日の午後、彼女は私を呼び出して相談を持ちかけてきた。
「最近別れた元カレの悠一がしつこくて、夜も眠れないの」と奈美は言った。彼女のスマートフォンには、悠一からの着信履歴がずらりと並び、メッセージには「まだ好きだ」「お前が離れるなんて許さない」といった内容が連続していた。
最初はただの未練かと思っていたが、次第に「俺の気持ちなんて分からないお前が悪い」「こんな苦しみを与えてやる」といった脅迫じみた文面が目に入った。
奈美は、悠一の異常な嫉妬に怯え、連絡先をブロックすることも相談することもできずにいた。そこで私は、悠一に直接連絡を取ることにした。「奈美にこれ以上関わらないでほしい。もし続けるなら、私は証人として専門機関に相談する」と告げた。意外にも悠一はあっさりと引き下がった。
その後、奈美は安心した様子だったが、数日後、私は突如として体調を崩し、微熱から始まり、重度の肺炎にまでなってしまった。入院する羽目になったが、なんとか一命を取り留めたものの、退院後も不運が続いた。小さな事故や体調不良が立て続けに起こり、奈美は「お祓いに行こう」と提案した。
私たちは、地元で評判の良い神社に行くことにした。お祓いを行う霊能者は私たちを見て、「最近、異性のトラブルがあったでしょう?」と尋ねた。一瞬、何のことか分からなかったが、彼は続けて「とても恨みを持った男性の霊がついています。これは厄介です」と言った。奈美と私は、悠一のことを思い出し、顔が青ざめた。
お祓いを受けた後、霊能者は「奈美の守護霊は非常に強い。しかし、その力によって、彼女の周りの人に不運が移ってしまうことがある。その不運の影響を受けているのがあなたなのです」と説明した。お祓いを終えた後、私には本当に不運がなくなり、今では平穏に過ごしている。あの時の出来事が、今でも心に引っかかっている。
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