新着 短編
100円ばばあ

平成の初め頃に地元に大人子ども限らず通りすがりの人に「100円くれ!」ていうばばぁが居た
いつしか子供たちから100円ばばぁと呼ばれるようになったんだけど
ほんとに顔がしわくちゃの年齢不詳のばばぁが「100円くれ!100円くれ!」と小学生にタカって来るのだが当時の100円は小学生にしては大金だし知らないばばあに渡すわけもなく「お金持ってない」とか「あげない」って言って追っ払ってたんだが友達のT君が悪ふざけでおもちゃの100円ってあるじゃないですか?
それを道に投げて「それあげるよ」って100円ばばあに言ったんですよ。ばばあだからきちんと見えてないのかありがとう、ありがとうって言って拾ったんですが軽いしすぐにおもちゃって
分かるじゃないですか
気づいた時のばばあの顔が人間ってこれほどまで怒りを露にすることが出来るのかってくらい怒り狂ってるんです
方言で何を言っているか分からないけど激怒して持ってる杖で殴り掛かってきたので走って逃げました。
暫くの間、自分たちを探しているって聞いて震えましたね
子供とはいえ、大人を馬鹿にするととんでもないことになるって教訓になりました
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