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リゾートバイト
長編 emoji_events 殿堂入り

リゾートバイト

しずく 2013年1月5日
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いう意味です」 意味を説明されたところで俺達はわからない。 何に何を持って行かれるのか。 更に坊さんは続けた。 坊「話がわからないのは当然です。○○くんは、堂へ行った時に何か違和感を感じませんでしたか?」 坊さんが堂といっているのは、どうやらあの旅館の2階の場所らしかった。 それで俺は答えた。 俺「音が聞こえました。あと、変な呼吸音が。 2階のドアにはお札の様なものが沢山貼ってありました」 坊「そうですか。 気づいているかも知れませんがあそこには、人ではないものがおります」 あまり驚かなかった。事実、俺もそう思っていたからだ。 坊「恐らくあなたは、その人ではないものの存在を耳で感じた。 本来ならば人には感じられないものなのです。誰にも気づかれず、ひっそりとそこにいるものなのです」 そう言うと、坊さんはゆっくりと立ち上がった。 坊「Bくん、今は見えていますか?」 B「いえ。ただ音が、さっきから壁を引っかく音がすごくて」 坊「ここには入れないということです。幾重にも結界を張っておきました。 その結界を必死に破ろうとしているのですね」 坊「しかし、皆がいつまでもここに留まることは出来ないのです。 今からここを出て、おんどう(ごめん音でしかわからない)へ行きます。Bくん、ここから出ればまたあのものたちが現れます。」 坊「また苦しい思いをすると思います。 でも必ず助けますから、気をしっかり持って付いて来てくださいね」 Bはカクカクと首を縦に振っていた。 そうして、坊さんに連れられて俺達はその家を出てすぐ隣の鳥居をくぐり、石段を登った。 旦那さんは家を出るまで一緒だったが、おっさんたちと何やら話をした後、坊さんに頭を下げて行ってしまった。 知ってる人がいなくなって一気に心細くなった俺達は、3人で寄り添うように歩いた。 特にBは、目を左右に動かしながら背中を丸めて歩いていて、明らかに憔悴しきっていた。 だから俺達はできる限り、Bを真ん中にして二人で守るように歩いた。 石段を上り終わる頃、大きな寺が見えてきた。 だが坊さんはそこには向かわず、俺達を連れて寺を右に回り奥へと進んだ。 そこにはもう一つ鳥居があり、更に石段が続いていた。 鳥居をくぐる前に坊さんがBに聞いた。 坊「Bくん、今はどん

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