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何かを探す人
作者:ぷー
投稿日:2014年6月11日
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原作の怖い話
中編
何かを探す人
以前ある小さな会社の事務員をしていた その会社は三階建ての一階と二階を借りていて、一階の一部ではダーツバー、二階には事務所だった 私は普段事務所で、事務仕事やそこら辺の掃除、お客さんの対応、電話での問い合わせへの対応なんかの仕事をしていた 営業マンも数人いて、週に一度全体会議みたいなことにも参加していた たまの空き時間に、その営業マンたちと他愛もない会話をする中で、この建物には幽霊が出るなんて話を聞いたことがあった 入社して間もなかった私にみんな色々なことを教えてくれた ある日、トイレ掃除が終わり換気のために開けていた窓を閉めようとした時、ふと下を覗いてみた 隣は高齢者用のアパート 隣との間には狭くて草がボウボウの空き地があった ゴミみたいな物も落ちていたりして気持ちは良くない そんなことを思いながら窓を閉めようと顔を引っ込めた時、視界に何かよぎった もう一度顔を出すと、オレンジと黒の服を着た人が隣のアパートの壁からヒョイと飛び出してきた はっ、と驚いた 顔は真っ黒に見える とにかく、その人は隣と私の会社の間を小走りで走り回っていた 時々、隣のアパートに消えたかと思うと、また飛び出してきて、また今度は会社の一階に入る なんだろう?と不思議だった そして私の足の真下の壁から消え、そのまま出てこなくなった まさか、一階にいるのかと段々怖くなり、慌てて事務所に戻った そんな私を見ていた部長が、手招きをする 「どうした?いたか?」 部長も以前から、この建物には何かがいると話していた 今見た不思議な、走り回る人の話をした なぜか部長は満足げな笑顔で私の話を聞いてくれた 「また見たら教えてくれよ」 と言って外勤へ行った 数日後、私の嫌いな社長が久々に事務所に降りてきた たまに三階の社長室にいて、用事がある以外は会社にも出てこない 社長にはあまり会いたくないので、トイレ掃除をしてきますと事務所を出た 換気のために窓を開け、掃除を始めた 同じ二階にある美容室のBGMや、すぐ前の道路工事の音が急に止んだ あっ、と気づくと気配がする でもあまりない不思議な気配 見られているとかの気配ではない そしてその気配はすぐに消えた 慌てて窓から下を覗いてみた また忙しく走り回る人がいた トイレ掃除を終わったことにして事務所へ戻った その日は会社が終わったら、下のダーツバーで飲み会をする日だった 社長のおごりだからみんな集まった 私は仕事を終わらせ、少し遅れて行った みんな楽しそうに飲んでいた 私もみんなに混ざり、ビールを1,2杯飲んだ トイレに行き用を済ませ出ようとした時、またあの不思議な気配がした トイレの小さな窓を開けようとしたが考えてみると、ここはよくあの忙しく走り回る人が出入りする場所だということに気づいた ヤバい感じがしてドアを開けようとするがカギが動かない 何かが迫ってくる 来る!来る! 波に飲み込まれるような感覚 耳鳴りがグヮングヮンする その人は女の人だった 火事の中にいるらしい 子どもを探している まだ小さな子どもらしい 顔も体も、足も手も、とにかく全身が焼け焦げていて、ススだらけだった コンコン! 誰かがトイレのドアをノックした 私は我に戻り、カギを開け飛び出した そうして帰ります!とだけみんなに告げ、家に帰った とても悲しくて悲しくて仕方なかった きっとまださっきの母親と気持ちが同調していたのだと思う 数日後、部長にその母親の話をした 「そっかぁ、可哀想な人だったんだな」 その後もその母親は忙しく走り回り、隣のアパートや会社の中を通り抜けている 見える人は、かなり驚くと思う 飛び込んできたり、出ていったりと神出鬼没だからだ 後日談、1 会社を辞め数年後、いきなり部長から連絡がきた 「新事実があるから会って話そう!」 何かと思い会って話を聞くと 「あの場所、100年前くらいに○○(そこの地名)大火事があったんだ」 そんな前から子どもを探してたんだと心が痛みました 後日談、2 ダーツバーで幽霊が出ると評判が広がり、売り上げがひどく下がったらしい しばらくぶりに行ってみると内装が一変し、黒で統一されていた トイレに行ってみると、あの母親は子どもを探すために走り回ってはいたが、 真っ暗なところには入ってこられないかのように、会社の壁の前でUターンしていた その後、売り上げは上がったらしい 読んでくれて、ありがとうございました
ぷー
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ぷー
2014年6月11日
すごく怖くて肌がぶるぶる震えてそわそわしました。そしたら後ろにその幽霊がいたらどうしようとこわくて、勇気を出して後ろを見ると… いなかったので安心しました。実は、私幽霊が見えるのです。
2017年1月25日
斎藤高志
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