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20代中盤だったと思う 正月明けに友達から飲みに誘われていったバーが薄暗く客が居ない。所謂オネェ系のバーでマスターがまずゲイだった まだ世の中がLGBTQの概念がない時代だったので正直、気持ち悪いなーと。 今までの人生でゲイの人に会うの初めてだったので多少面食らったが話し方さえ気にならなけれ...
鉛色の空は暗く、今にも雨が降り出しそうだった。 この辺りの村は冷害の影響でここ数年凶作続きであり、村人は困窮の一途をたどっていた。 中には、村を捨てて家族で出奔する者さえ出てきている。 けいは額の汗を手拭いでぬぐうと、遠い目をした。 彼女の傍らには夫の稲吉が汗水たらして...