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それは私がちょうど小学三年生の頃。 よく覚えてはいないが、帰宅すると家には誰もいなかった。 静寂に包まれた家の中。 廊下からふと茶の間を覗くと、テレビがついていた。 画面には、黒いバックに女性がアップで正面を向いている。音はしない。 白黒の映像かと思ったが、唇の赤いのが印象にある。 ハレー...
怖い話をサイトで探していると、画像の中で後ろ向きの女性の姿が、何となくその画像があるサイトは読む気になれず、無視して、でも、毎回何かの怖い話を探す為にその画像を通ることになる、飛ばして次のページへ。 ずっと後ろ姿だったその画像がどうやらすこしずつ、向きを変えようとしているのを感じて、余計に読も...
深夜にチャットをしていた。 「後ろを見てみな。」 突然割りこまれた。 「後ろ、見てみなって。」 「…しかたないな。」 次の瞬間、肩に手が触れた。
これは、今年のお正月に家族全員が集まった時、兄から聞いた話です。 兄は通勤で電車を使っているのですが、その日は残業が長引き、終電の時間ギリギリに仕事が終わりました。 会社から駅まで全速力で走り、なんとか電車が来る5分ほど前に駅に着くことができました。 ホッとひと息つき、ベンチに腰掛...
私の故郷に伝わっていた『禁后』というものにまつわる話です。 どう読むのかは最後までわかりませんでしたが、私たちの間では『パンドラ』と呼ばれていました。 私が生まれ育った町は、静かでのどかな田舎町でした。 目立った遊び場などもない寂れた町だったのですが、一つだけとても目を引くものがありました。...
私は幽霊なんてこれっぽっちも信じていなかった。 でも今は信じている、これはその原因となった話。 私は2年ほど前コンビニでバイトしていた。 そのコンビニは23時に閉店という田舎丸出しの店。 (実際は客が少ないからというより、近隣住民の苦情が多かったため) その日は私と後輩の佐藤、二人でバ...
季節は春で、僕がまだ小学校にも上がっていなかった頃の話だ。 その日、僕は家族と一緒に母方の祖父母の家に遊びに来ていた。 まだ夕飯を食べる前だったから、時刻は午後六時か七時か、その辺りだっただろうか。大人たちは居間でおしゃべりをしていて、僕はその隣の神棚のある部屋で、従姉で二つ年上のミキちゃ...
深夜十一時。僕と友人のKは、今はもう使われていない、とある山奥の小学校にいた。 校庭。グランドには雑草が生え、赤錆びた鉄棒やジャングルジム、シーソー。現在は危険というレッテルを貼られた回転塔もあった。 僕とKは、この小学校に肝試しに来たのだった。本当はもう一人、Sという友人も来る予定だった...
洒落コワはここでいいのか? 何年か前にあった怖い話を投下する。 そん時は俺は地方大学の学生で、同じ科の連中とグループでよく遊んでた。 たまに混ざる奴もいて、男4~6人で女4人。 一人暮らしの奴の部屋で集まって飲んでると、よく怪談したがる女の子がいた。 決まって嫌な顔する子も居て、Aとする。 ...
先輩と、その幼馴染との話を。 僕にはアルバイトの斡旋をしてくれた先輩がいる。 そしてその先輩には幼馴染がいる。 笑うとえくぼの出来る可愛い女の子で、昔結婚の約束をしていた。 ……とかだったら、心躍る話だ。 残念ながら、彼らにそんな関係は皆無だ。 彼は「広域に指定される粗暴な団体の方々」の使い走...
私には霊感があります。 今までにも、不思議な体験をしてきました。 そして、昨日の夜中から明け方近くまで、このサイトの投稿見ていました。 投稿を次々読んで行って、深夜に読みはじめてから結構な時間が経っていると思い、タバコを吸おうかなと思っていたら、真っ直ぐ立てていたタバコが、パ...
これは今から約16年以上前の出来事です。 私がまだ中学生の頃の話になります。 学校の授業後、友達の家に遊びに行くことになり友達と歩いて帰っていて、その友達をTとします。 色々な話をしている内にTの家に着き、Tの家でマンガ本を読んだり、ゲームをしたりしていました。 そろそろ帰...
知り合いから、聞いた話。 仮にU子とする、本人の言い方そのままに語ります。 アメリカの叔父さんと従姉妹に会いにカルフォルニア、サンノゼに行ったの、最初の数日間は、単独行動で路線バスで移動してたんだけど、英語があまり得意で無いし、路線バスで回れる観光地は限られているから、次の数日間は叔父さんに...
ある冬の夜。 同級会で久しぶりに再会した元同級生の民俗学者が言っていた。 「特定の動物は、神様の化身として奉られている」と。 例えば、『蛇』。特に、『白蛇』。 時に白蛇は最高の霊力をその身に抱く縁起の良い存在であると伝承され、 脱皮し自らの身を棄てながら成長する御身から、再生の象徴と...
ご本人の言い方をあまり変えずに、実際に体験したというお話を、お伝えしたいと思います。 ―当時26歳だった、本山武さん(仮名)のお話ですー 当時、独身サラリーマンだった僕は、道路に面した小さな一戸建ての住宅に住んでいました。 玄関のドアを開けるとほとんど目の前が道路という、敷地面積ぎりぎりに...
俺の友達の話。 そいつが中学生だったときの話で、ある日そいつは家で一人で留守番していたそうな。 季節は冬、時刻は夕方5時半くらい。まだ多少明るいけど、日は落ちて急速に辺りが暗くなっていく。 自宅のリビングで勉強していたそいつは、外が暗くなっているのに気づき、ふと手を止めた。 そのとき...
私は幼少の頃から所謂幽霊というものに出会い、触れ、時には殺されかけた事もありました。今回はその中で、私が心霊スポット巡りに行かなくなった理由をお話します。 車の免許を取ったばかりの頃、よく友人達とあてもなくドライブをしていました。 昼間はそれぞれバイト等で忙しいので繰り出すのは専ら夜。自然...
これはある街にすむ男の話である。 その男にはちょっと変な趣味があった。夜中になると家の屋上に出て、そこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察すること。 いつもとは違う、静まり返った街を観察するのが楽しかった。遠くに見える大きな給水タンクや、酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシー。ぽつんと佇むま...
これは、私の友人が体験した話です。 友人の住んでいるS区では昔からある噂があったのです。それは、友人の住んでいるマンションの近くにある使われなくなったトンネルのことです。長さは全長50メートル程あり、入り口と出口には人が入れないように扉がついていて、いかにも昔何かあった風だったと言います。 そ...
私が大学生の頃、朝刊の新聞配達のバイトを3年間やってました。 チラシを入れるところからガッツリやっていたので、早朝の2時半頃から6時頃までが仕事の時間帯です。 いわゆる丑三つ時ですので、配達中はいろんなことがありました。 その上、ちょっと田舎だったので、私の配達区域には、住宅の間に突然墓...