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# 鈴木くんの窮境 あの日の教室は、春の日差しが窓から差し込み、黒板に浮かぶ粉塵が天国への階段のように輝いていた。私はただの傍観者であった。人生とは、結局のところ、他者の苦悩を眺めるだけの長い廊下なのかもしれない。 隣に座る鈴木くんの顔色が青ざめていることに気づいたのは、理科の授業が始まっ...
同僚の代役で幹事になった。 新人は先輩について会費を集めるだけ、のはずだでした。 僕が勤める会社はいたってごく普通の零細企業で、入社してから忘年会の店は同じ場所、みんな同じ席に座った。席について乾杯したは先輩の後について会費を集めて回った。ただ、お酒が回って隣の団体の女性からも集めてしまい...
これは私が高校1年生の時、実際に体験した話です。 私の通う高校には、マラソン大会がある。 時期が近づくと体育の授業がマラソンの練習になっていた。 練習の内容は、学校周辺の決められた道を授業の時間内に走ってくるというものです。 長距離走の苦手な私は、みんなに置いていかれて、いつも一人で走って...
今思い出したことですが....。 すごく強かったのに忘れてた自分に感激。 私が小学生の時に体験した話です。 その日、父親と一緒に買い物していて気に入った服を見つけたから試着室に行き試着していました。 すると、この世のものとは思えない笑い声が聞こえてきたんです。 あまりよくおぼえていないです...
これは、今からもう20年近く前の話です。 当時、大人気だった某アイドルグループのファンだった僕は、そのグループのCDアルバムを発売される度に欠かさず買っていました。 当時は自転車での移動がメインだったので、ポータブルCDプレーヤーを使って自転車を運転しながらCDを聴くのが習慣でした(今は道交法...
私が住んで居た小さな村の話です。 「泣き夢と笑い夢」 という言い伝えが村には有りました。 泣き夢は、夢から覚めた時涙を流していたら、その村に災いをもたらす。 笑い夢は、想像つくだろうけど、幸運をもたらす。 という簡単な言い伝えだった。 しかし、小さな村ではこんな馬鹿馬鹿しいことも絶対視さ...
もし、家に向かう道の角を 曲がった時、笑っている男がいたら 注意です。 それは笑い男です。 男を見たら全速力で走ります。 「ハァハァ…あははははははは」 男は、耳に息がかかる程近くについてきます。でも 振り返ってはいけません。 そのまま走り続けてください。 家に着くと此処からが勝負です...
親父の実家は自宅から車で二時間弱くらいのところにある。 農家なんだけど、何かそういった雰囲気が好きで、高校になってバイクに乗るようになると、夏休みとか冬休みなんかにはよく一人で遊びに行ってた。 じいちゃんとばあちゃんも「よく来てくれた」と喜んで迎えてくれたしね。 でも、最後に行ったのが高校三年...
まずはじめに言っておくが、こいつは驚くほど長い。 そしてあろうことか、たいした話ではない。 死ぬほど暇なやつだけ読んでくれ。 忠告はしたので、はじめる。 これは俺が大学3年の時の話。 夏休みも間近にせまり、大学の仲間5人で海に旅行に行こうって計画を立て...
私は幽霊なんてこれっぽっちも信じていなかった。 でも今は信じている、これはその原因となった話。 私は2年ほど前コンビニでバイトしていた。 そのコンビニは23時に閉店という田舎丸出しの店。 (実際は客が少ないからというより、近隣住民の苦情が多かったため) その日は私と後輩の佐藤、二人でバ...
季節は春で、僕がまだ小学校にも上がっていなかった頃の話だ。 その日、僕は家族と一緒に母方の祖父母の家に遊びに来ていた。 まだ夕飯を食べる前だったから、時刻は午後六時か七時か、その辺りだっただろうか。大人たちは居間でおしゃべりをしていて、僕はその隣の神棚のある部屋で、従姉で二つ年上のミキちゃ...
950 その1 2005/12/30(金) 17:46:55 ID:3/vn8igK0 くだらない話なんでスルーして結構。 父が再婚し、新しい母が出来たのだが、ドラマに出てくるようにムカつく女で、 単純に言うと父の前ではいい顔をし、私の前では罵声など当然・・・といった感じだった。 し...
これは俺が小学校6年の時に、同じクラスのSって言う奴との間に起こった出来事です。 コイツはいつも挙動不審でわけのわからない奴だった。事業中はいつも寝ていて 給食だけ食べていつも帰っているだけという感じだった。もちろんクラスでは馬鹿にされていたし 俺も馬鹿にしていた。今にして思えば軽い知的...
私には霊感がありません。 ですから、幽霊の姿を見たことはないし、声を聞いたこともありません。 それでも、ものすごく怖い思いをたった一度だけ、中学生の時に体験しました。 その話を聞いていただきたいと思います。 14歳のころ父を亡くした私は、母の実家に引っ越すことになりました。 母方の...
私は幼い頃、一人でいる事の多い子供でした。 実家は田舎の古い家で、周りには歳の近い子供は誰もいませんでした。 弟が一人いたのですが、まだ小さくかったので、一緒に遊ぶという感じではありませんでした。 父も母も祖父も、弟が生まれてから以前ほど私をかまってくれなくなって、少し寂しかったのだと思...
当時の私は高校も中退していて親からも見放された状態だった為、 遊びよりも生活資金って感じで朝から夜までバイト三昧でした。 週1の休みには息抜きで時々友達と遊びにでかけたり、1日中寝ていたり。 当時は高校中退だったからDQN友達くらいしかいませんでしたけど。 バイトを始めた時からコ...
最近の話です。2ヶ月前。霊感はチョットだけあるかも?!? ある高校に空調のメンテナンス&清掃に行った時の話なんです。 メンテナンスは生徒が授業を受けているときに済ませてしまったんですが、 清掃の方は授業中はやはり生徒がダストを吸ってしまう危険性があった為、 生徒が帰ってから放課後にす...
引越しをして半月程経ったある日、 『夜中に家の前の道路で、おたくの息子さんが遊んでいたから注意しようとしたら、逃げて行ったわよ。』 と、Hさん(ご近所さん)に言われた。 しかし、うちの子が夜中に出歩くような事は無い。 毎晩寝る前には玄関の鍵はきちんとかけてるし、息子が寝たのを確認してから寝てい...
今日は洋子(彼女)と初めての1泊旅行。 と行っても、家から電車で2時間ほどの、県内北部にある温泉旅館だが。 それでも俺は、家が厳しく外泊自体が禁止だった洋子が、「女友達と行く」と親に嘘をついて、やっと実現したこの旅行に、かなりテンション上がりまくりの、頭の中はお花畑であった。 適当に写真を撮っ...
深夜十一時。僕と友人のKは、今はもう使われていない、とある山奥の小学校にいた。 校庭。グランドには雑草が生え、赤錆びた鉄棒やジャングルジム、シーソー。現在は危険というレッテルを貼られた回転塔もあった。 僕とKは、この小学校に肝試しに来たのだった。本当はもう一人、Sという友人も来る予定だった...