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「死」とは客観的な概念である。 なぜなら、死んだ本人は死んだことに気づかないからである。 死んだ人間を周りの人間が「死んだ」と認識することで初めて「死」が成立するのである。 例えば、「小学生の女の子が学校で先生に褒められ、これを早く母親に伝えたいと思い、走って家に帰る途中、...
はじめまして、MOと申します。 505号室に住んでいます。 今日、隣に新しい住人が引っ越してきたのでそのことについて書きたいと思います。 5月26日(初日) 今日、隣の504号室に新しい住人が引っ越してきた。 どんな人かは分からないが、男のようである。 5月27日(2日...
今日、スーパー銭湯に行ってきた。 脱衣所に行くと、色黒の男とおっさんが大声で怒鳴り合う声が聞こえてきた。 おっさん「お前順番守れよ。うちの子供だってそのぐらいのこと分かるぞ!」 色黒の男「何言ってんだよ!お前が守れよ!」 色黒の男はニューヨークにいたら黒人から「ブラザー」と呼ば...
家に帰り、扇風機をつけると、隣から 「うるせえよ!!」 と怒鳴り声が聞こえる。 私は、 「また、『扇風機おじさん』か。」 と思い扇風機を切る。 皆さんは「騒音おばさん」を覚えているだろうか? 何年か前に布団をバンバン叩いて話題となった人物である。 「おば...
先日、私が電車に乗っていると全身黒ずくめで黒いハットをかぶった強面(こわおもて)の男が乗ってきた。 私は、 「誰かに似てるな~」 と思ったが、その1秒後、 「喪黒福造だ!」 と心の中で叫んだ。 強面の男は、驚くほどよく似ていて、今にも喪黒福造が、 「やあ、兄さん! ...
十数年前、私は、ネパールにいた。 今回は、その時、ネパールで遭遇した「自転車チャンピオン」の話をする。 私は、市内を観光するため、自転車を借りることにした。 店に行くと、ネパール人の青年が色々な自転車を紹介してくれた。 自転車についてとても詳しい青年だった...
今日は、私の愚痴を聞いてほしい。 皆さんは、「スネオ系男子」という言葉を聞いたことがあるだろうか? 多くの人はないだろう。 なぜなら、今、私が作った言葉だからだ。 「スネオ系男子」とは、ジャイアンのような強い者の陰に隠れて相手を攻撃し、ジ...
皆さんは、インドに「ヒロシ」や「アキラ」がいることをご存じだろうか? 彼らは、正真正銘インド生まれのインド人である。 そして、流暢な日本語で日本人観光客に近づき、高額の物を売りつける日本人観光客専門の詐欺師である。 彼らは、自分の知り合いの店に観光客を連れていき、高額な物を買わせ、...
皆さんは「犬」を知っているか? いや違う、「ニャーニャー」鳴くのは「猫」である。 私が言っているのは「ワンワン」吠える方のことである。 インドの犬は怠惰である。 「怠惰な犬」というと昼間から木陰で寝ていて誰が来ても吠えないような犬を想像するかもしれない。...
三日ぶりに外出した私は、初夏の陽気と風の中、気持ちよく散歩をしていた。 しかし、その異変は突然訪れた。 三日間体を動かさなかった私の体の中にある「何か」が汗ばむ陽気と心地よい風に誘われて、外出を始めたのである。 しかも、大家族で。 私は、急い...
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/17(土) 04:53:31.82 ID:W9+uGpUS0 立ったら書く 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/17(土) 04:55:19.53 ID:W9+uGpUS0 つい最近あっ...
俺は無神論者で科学合理主義者である。 幽霊、呪い、神、宗教。この手の超自然的な概念はすべて、原始社会の名残にすぎないと確信している。 日本人は世界的に見ても特定の宗教を信仰していない人の割合が断トツに高い。家に仏壇がある家庭でも仏教を意識するのは葬式のときくらいだし、神社でお賽銭を放り...
俺は無神論者で科学合理主義者である。 幽霊、呪い、神、宗教。この手の超自然的な概念はすべて、原始社会の名残にすぎないと確信している。 そんなひねくれた人間なので、俺は神の存在について並々ならぬ興味を持っている。超常現象信奉者たちがこぞって主張する「科学には解き明かせない謎がまだまだある...
冷戦が1990年代初頭にソビエト連邦の瓦解と同時に事実上幕を閉じ、全世界を巻き込む核戦争の脅威はなくなったかのような雰囲気が蔓延している。本当にそうだろうか。 核軍縮は一応続いているものの、アメリカ・ロシアともに万単位の核弾頭をいまだに備蓄しており、それらは広島・長崎に投下された原子爆弾...
21世紀は飽食の時代であるという。 確かにわれわれは日々、自分で注文した料理を半分も食べずに残す。結婚式の二次会で会話と飲酒に夢中になるあまり、コース料理がほとんど手をつけられないまま下げられていく。 いっぽう致命的に食料の足りていない地域が厳然と存在するのも事実である。骨と皮だけのア...
〈自然主義の誤謬〉という格言があるのをご存じだろうか。 20世紀中葉、第二次大戦から復興しつつある世界は繁栄を極めていた。経済成長は右肩上がり、テレビ、冷蔵庫、エアコンといった必須アイテムが登場したのもこのころである。人びとはバラ色の未来を容易に思い描くことができた。 ところが繁栄の裏...
日本百名山という山岳格付けがあることをご存じだろうか。その名の通り、日本の名山を100座リストアップした一種の登山指南である。 火付け役は深田久弥という小説家だ。全国津々浦々の山を巡った自身の登山体験をもとに、標高、地域性、山容の美しさなど多岐にわたる評価項目をベースにして執筆した随筆がも...