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梅雨に入る直前の福岡で、湿った風が駅前の看板をベタつかせていた頃の話だ。 同じコールセンターで働いていた真島さんは三十九歳で、歳のわりにやけに身軽だった。夜勤明けでも妙に元気で、休憩室で缶コーヒーを開けながら、ポケットから小さい録音機を取り出してはニヤつく。趣味が環境音の録音らしい。雨樋に落...