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三月の終わりごろから、部屋の中に土の匂いがするようになった。 暖かくなったから換気かな、と思っていたけど、それにしては変だった。 外よりも、部屋の奥の方が、濃く香るのだ。 最初に気づいたのは夜。 窓を閉め切っていても、床下からじわじわと、湿った匂いが染み上がってくる。 嗅ぎ慣れた春の匂い――...
はじめに、私は先日ひどく怖い夢をみました。 それで誰かに聞いてもらいたくここに書き込むことに決めたのですが、ある「XXXX」という話と大変似通った内容であることに気づきました。 それを読んで私自信かなり驚き、似たような話を書くことに若干ためらいもありましたが、 決してパクリや創作ではない...
私は“馬鹿”だ。 人を愛する事が、こんなに苦しいだなんて…。 人を本気で愛して、まさかこんなに苦しい想いをするだなんて…。 冷静で、時に厳しく、そして優しい笑顔と温かい眼差しで未熟な私を支え続けてくれるアナタ。私だけでなく、全ての人に分け隔てなく寛容な態度で接するアナタ。私はこの会社に入...
ある冬の夜。 同級会で久しぶりに再会した元同級生の民俗学者が言っていた。 「特定の動物は、神様の化身として奉られている」と。 例えば、『蛇』。特に、『白蛇』。 時に白蛇は最高の霊力をその身に抱く縁起の良い存在であると伝承され、 脱皮し自らの身を棄てながら成長する御身から、再生の象徴と...
これは私が高校生の時に父の本家に泊まりに行った時の話です。 と、その前に母云く私は子供の頃お地蔵さんや神社寺院などで、いつも誰がと話をしていて『あぁ子供には何かしら見えてるんだろうなぁ〜』と思ってて正直気味悪かったみたいですが、いつしか中学生からその様な事が無くなってました。 父の本家に行...
この話は僕が体験した話です。 僕は12月から高熱を出し、1月になっても治る事がなく入院する事になりました。 病室に着くと嫌な感じがしたのですが、他に空きは無く仕方が無いのでその部屋に入院する事になってしまいました。 僕「へぇ、この部屋はトイレもあるんですね!」 看護師「そうなんですよね。。...
ナチスの人体実験 ナチス・ドイツの医師たちによる恐るべき人体実験が行われていました。 それを裁いた基準が、いわゆる「ニュルンベルク・コード(Nuremberg Code)」というものです。 国際軍事裁判での罪状 ナチス・ドイツを連合国が裁いたニュルンベルク国際軍事裁判のうち、米国が単...
【事件概要】 1988年3月18日、名古屋市中川区の住宅街のマンションで、この家の主婦・X子さん(27歳)が殺害されているのが見つかった。X子さんは出産予定日も過ぎていた臨月だったが、その腹は無惨に切り裂かれ、赤ちゃんが取り出されており、中にはなぜか電話機と車のキーが入れられていた。未解決...
このお話は私が小さい頃に体験したお話です。 私が子供の頃に夜になると、大きなタンスの扉の前に白い服を着た女の子がいました。 当時の姉と年が変わらない女の子です。 両親に姿は見えていないことからこの世の者では無い事は分かりますが、幽霊と言うモノを知らずにいて怖いと思わなかったので余り気にはして...
もう8〜9年前の話。 当時、地域活動もしなきゃと思い、消防団に入ってた。 そんなある日、朝から電話が鳴り召集がかかった。山林で痴呆の老人が行方不明になったらしい。 時期は6月。夜まで見つけなければ、最悪低体温症で命の危険もある。皆必死だった。それはその老人の徳だろう。地域に愛されてた...
このお話は、前に投稿した実体験の改訂版のような形で投稿させていただきます。 とある休みの日に朝食後に珈琲を片手にテレビを見ていると、時たまニュースで目にするパワハラと言う単語。 その単語を耳にする度に思い出すのは…今から5年前の3月に体験した不思議なお話です。 私は17歳の冬から今の職場...
小学校低学年の時の担任の先生はクラスのみんなと仲が良く、昼休みになると一緒にサッカーをしたり鬼ごっこをしたりしていた。 私は放課後児童会に入っていた、それは仕事の関係で家に親がいない子供を延滞して預かってくれるところで、先生とは色んな話をしたり、お絵描きしたり、積み木で遊んだり...
俺は登山をする。歩くときは10時間くらい山中にこもってたりもする。 長いこと山に登っていると、一度や二度は死ととなり合わせのひどい目に遭うものだ。これからお話しするのはそうした極限状態がいかに人間を追い詰めるか、という一種の訓戒である。 6年前の冬、俺は冬季登山にすっかりのめり込んでい...
俺は登山をする。歩くときは10時間くらい山中にこもってたりもする。 俺の場合、登山は単なる趣味であって、ライフワークなんかではぜんぜんない。山が好きというわけでもないし、温泉の薬味程度に考えているというのが本当のところだ。 それでも命は惜しいので、それなりに勉強したり体力づくりをしたり...
中学の同級生、S浦くんが亡くなった。もう十年近く前になる。 死因は扇風機のつけっぱなしによる低体温症とのことだった。享年二十七歳だった。 それほど親しい仲だったわけでもなかったが、通夜には出席することにした。 腐れ縁の友人たちと本当に扇風機の風で死ぬやつがいるのかと、軽口を叩き合ってい...
とっても長くなってしまいますが、全て実体験になります。 長すぎるので低評価多くても仕方ないと考えています。 2017年夏の終わり頃。 当時の私は新入社員として会社に入りたてでした。 多忙でその当時の記憶はありませんが、この記憶だけは一生忘れないと思います。 その時の私は深夜ドライブをする...
これは私が小学五年生の夏休みに体験したお話です。 その日は七夕祭りへ母と二人の弟と四人で出掛けました。 祖父母と父と母に貰ったお小遣いが入った財布を握りしめ屋台を見て回り、大型商業施設(会社名は変わりましたが現在も営業中の為、ぼかしました。)でお昼ご飯を食べてお化け屋敷に行きました。 弟達と...
これは僕が18の時の話です。 高校を卒業して社会人になった夏、高校の時の友人AとBを連れてとある心霊スポットに肝試しに行きました。 元々オカルトが好きな僕と好奇心旺盛なB。その2人と腐れ縁であるA。3人でとにかく面白いことをしよう、ということで向かったんです。 場所は県境の山道にあるトンネル...
これはわたしが20代、まだ実家住まいのころ、入団していた消防団活動で体験したエピソードである。特定を避けるため意図的な改変は入れてあるものの、大筋では起こった通りであることを最初に断っておく。 消防団と呼ばれる組織がある。 前身は戦前の青年団にまでさかのぼる由緒正しい団体で、その活動は...
僕の体には、いくつもの刺し傷がある。 15年ほど前、僕はドッペルゲンガーに出会った。 いや、出会ったというより奴は僕を殺しに来たという方が正しいだろう。 巷で囁かれる出会ったら死ぬという都市伝説が、一体どのように起こるものなのか身をもって体験したのだった。 あれは明らかに僕で、僕は...