
中編
ちょっとそこまで
さおりん 2日前
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これは私が実際に20代の時に体験した話しです。
時間は23時。母と私は車で帰路に着いてる途中でした。
その日はゴールデンウィーク最終日で、接客業のアルバイトをしていた私は残業で仕事が遅くなり、母が車で迎えに来てくれていました。
私の家は田舎の住宅街の中にあり、住宅街に行くには、竹林の中を通らないといけなかった。そこは街灯がポツンポツンとあるだけで、夜は少し気味悪いところでした。私たちは車で竹林を抜けると、橋があるのですが、そこに女の人が立っていました。ヘッドライトの灯りで見えたのは、身長150センチ位。上下黒のジャージ、キャップ帽を被った中年女性でした。その女性は後ろで髪を一つに束ねてたんですが、長さが腰の上くらいまであって、その歳で異様に髪長いなと思った。
最初は、住宅街が近くにあるから散歩かなと思ってたんです。脇にいた女性は、車の前に飛び出して来て、手を横に広げて止まれポーズをしました。
びっくりした母はブレーキを踏み、急停止しました。女は私たちの車を停めると助手席のドアを急に開けて来ました。
「「ぎゃあ!!」」→母と私
「あ。ごめんなさい。」→女性
普通びっくりしますよね?急にドア開けるとかなんて非常識な…と思っていたんです。
母は怒って言いました。
「もう!!危ないじゃないですか!車の前に飛び出して来て!!もうちょっとで轢くところでしたよ!」
「すみません。」
女はすまなさそうに謝りました。
私はこの時、急に車を停めてくるくらいだから何かあったのかな?気分でも悪いのかな?と思ってました。
だけどその女は、
「あの〜、車に乗せて欲しいんですが。」
「「??」」
「実は今子どもを迎えに行く途中でして…子どもの仕事先の近くまで送ってもらえませんか?」
「いいですよ。どこまでですか?」→母
私は母の返答に心の中で「いいんかい!」と叫んでしまった。
女は
「少しそこまででいいですから。」
「場所はどこですか?」
「すぐそこなんで。」
「「え?」」
母と私は顔を見合わせ
(ん?なんか変?)
私も母も違和感を感じました。
「すぐそこなんで大丈夫ですよ(笑)」
「え?市内ですか?どこらへん?」
「ダメですか?」
「ダメじゃないですけど、場所行ってもらわないと行けないですよ。子どもさんの会社はどこですか?」
「本当に近くなんです。」
その女性は一向に行き先を言いません。私たちは少し怖くなってきました。女は最
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chat_bubble コメント(5件)
- 痴呆の入った人でしょう。ま
- オチが弱い。びびり
- これは怖いですね!!乗せなくて正解です!!うんこりん
- コメントありがとうございます。本文にも書きましたが実話です。あの時は本当に怖かったです。皆さん、車に乗ったらすぐロックかけましょう…ハッシー
- ぞっとする……匿名