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短編

わたしがはじめてぞっとしたはなし

匿名 2016年8月13日
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わたしが初めて就職した関西のk市での体験です。初めて好きな人とデートして細い路地を歩いて帰る夕暮れ時、50メートル先にある家の玄関前に赤い車がとまっていました。よく見るとなんだか、柄の悪そうな男の人が車のボンネットに縋り、タバコを吸っているのが見えました。今思えば薄暗い夕暮れ時、着ている服の色や腰につけていた鎖のアクセサリーなどもはっきりと見えました。わたしはなんだか冷かされそうで、嫌だなと思いながら、めをそらさず直線な路地を歩いていました。 少し進むと、いつの間に入れ替わったのか、赤いシヤツを着て、ジーンズを履いた髪の長い女の人なのです。軽く腕を組んで脚の長い美しい人の横顔が見えました。なんだ、女の人だったのか、とちょっと安心しました。目を逸らす事なく更に進むと、なんと、なにもかも無くなっているのです。なんだったの?赤い車もあの二人も、何も無かったかのように消えていました。何処からか、生暖かな風が吹いてきました。まるで、狐につままれたとでも言うのでしようか。固まってしまいました。彼に聞くことも怖くて出来ませんでした。暫くすると、とても寒気がして来ました。 梅雨明けの蒸せ返る空気の中で、がたがたと寒いのです。 寮に帰って、友達に話しましたが、本気にしませんでした。 数日して、その路地に行って見ましたが、赤い車も、あの二人の気配もありませんでした。 今思えば、不思議な経験です。

後日談:

  • あのとき話した友達は早くに亡くなりました、

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