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中編

キャンプ場での体験です

2日前
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怖くない 195
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昔、子供会でキャンプに行った時の話です。 昼間は親達が付き添って、川で遊んで、夕方ごろバーベキューをしました。 バーベキューが終わって、まだ空が明るかったのを覚えてます。 明るい、じゃ語弊があるかもしれません。 厳密には、どんよりと空は曇っていました。 「みんな、集まってー」 誰かの母親に呼ばれ、私も含め子供達はみんな、呼ばれた場所に集まりました。 「今から、ゲームをするよ」と言われ、子供達はキャーキャー騒ぎ始めました。 しー、と唇に指をあて、子供達に静かにするように合図を出されました。 「ゲームの説明をするよ、今から、みんなで手を繋いで輪を作ってください」 文章にして、伝わるのかわかりませんが、頑張ってかきますね。 当時の子供会は、今よりも割りと栄えていて、15人から16人、3つの輪ができました。 親たちも、輪の中に加わっていました。 3つの輪は、上、真ん中、下という形で、川の流れに沿って配置されました。 私はその、下の輪の中に入っていました。 子供達は何が始まるんだろうと、クスクス笑っていました。 「みんなー、今からいいよって言うまで絶対に目を開けちゃダメですよ、喋るのもダメですよ。それでは、スタートします」 皆、目をつぶり、辺りは川の流れる音しか聞こえなくなりました。 私も慌てて目をつぶりました。 どれぐらいたったでしょうか。 まだかな、まだかな、と思い始めた瞬間、川原の砂利を、歩く音が聞こえたのです。 じゃり、じゃり、と石の擦れる音が聞こえ、どきりとしました。 「、、、て、い、て」 小さく声が聞こえ、だんだんと近づいてきます。 近づいてきた足音とともに、声がはっきりと聞こえてきました。 「いれて、いれて、、、」 大人の声ではなかったです。 私たちと同い年、いや、もっと幼かったかもしれません。 いれて、いれて、と言いながら、私達の周りをぐるぐるとまわっているのです。 私は、自分の息が、大きくならないようにしました。 それなのに、足音がぴたりととまり、私の耳元でいれて、お願い、いれて、、と声がきこえます。 私は耐えきれず、目を開けてしまいました。 次の瞬間、私の目に飛び込んできたのは見馴れた我が家の壁でした。 心臓がどっどっどっと速く、そうだ、私は寝ていたんだ、と思い出しました。 もし、あそこで目が覚めなかったら、と私は今でも怖くなります。 だって、あんまりにもリアルだったのですから、、、。 以上

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