
私が高校生の頃の話です。
当時、私は友人たちと一緒にキャンプをするのが大好きでした。冬休みのある晩、私たちは森の奥にある静かな湖に向かうことにしました。友人たちは、寒い中でもお洒落なダウンジャケットやスノーブーツを着ていましたが、私は地味な格好をしていました。
その夜、焼きマシュマロをしながら、友人の一人が「この湖には女神が住んでいて、彼女を怒らせると、必ず災いが起こるんだって」と言い出しました。湖の女神は美しい者に嫉妬し、冷たい風を吹かせて追い返すというのです。
私たちはその話を笑い飛ばしましたが、夜が深まるにつれて、寒気が増していくのを感じました。友人たちが楽しそうに談笑している中、私は妙に不安を覚えていました。ふと、湖の水面を見ると、何かが動いているような気がしました。
翌朝、私たちが目を覚ますと、外は吹雪になっていました。雪が積もり、周囲の風景は一変していました。友人たちは誰も外に出ようとしないのですが、私は何かが起こる予感がして、外に出てみることにしました。すると、湖の近くで何かが光っているのを見つけました。
近づくと、それは小さな神像でした。湖の女神のものだと直感しました。その瞬間、背後で友人たちの叫び声が聞こえました。振り向くと、彼らはパニックになり、吹雪の中で迷子になっていました。私は急いで彼らの元に戻ろうとしましたが、吹雪が強まり、視界が悪くなっていきました。
結局、私たちはその場から逃げられず、何時間も彷徨いました。やっと救助が来た時、友人たちは恐怖で顔が青ざめていました。あの湖の女神が、私たちを試すために、災いをもたらしたのだと感じました。神様の機嫌を損ねたことの恐ろしさを思い知らされた、冬の夜の出来事でした。
この経験から、私は自然と向き合うことの大切さを学びました。美しいものには、時に恐ろしい力が宿ることを忘れてはいけません。私たちの無知が、どれほどの危険をもたらすかを実感したのです。
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