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短編

リアルな夢とその後..

2日前
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俺は木造の宿にいた、未だに豆電球がブラ下がっている様な古臭い部屋 木造の軋む階段を降りて外に出た 引き戸の古臭い玄関を開けて外に出た 辺りは真っ暗で宿の左側に高架下があった 何ともドンヨリとした重苦しい空気.. 立ち尽くす俺に中から宿の店主らしきオッサンが出てきて話しかけてきた 「こんばんわ、今起きたのw?」 「あっハイ..」 左側からガサガサ音が聞こえてきた 目をやるとシワクチャの小汚い爺さんが地べたに膝を付き、何やら作業している 俺はオッサンに聞いた 「なんですか?アレ」 「あーアレはこの辺で食べ物を売ってる人だよ。」 目を向けると木の桶から何かを長方形のプラスチックの容器に詰めてる 茶色いモノが見えた 「食べ物?」 「うん、アレは茹でた魚卵だね 安くておいしいし食べてみるといいよ!!」 オッサンは何故か俺に謎の食べ物を勧めてくる 腹が減っていた俺はすぐそこにいる爺さんに近づいてみた 近くで見ると爺さんは黒ずんだ皮膚で髭も眉毛も白髪になっていた かなり近寄りたくない風貌と雰囲気を放っていた 俺は不思議と爺さんに話しかけた 「いくらですか?ソレ」 爺さんはぶっきらぼうに答えた 「100円」 安いしパンパンに入った魚卵を買う事にした 「ハイ、100円」 黒く薄汚れた手で100円を受け取ると爺さんは初めて笑顔を見せた 「ありがとうな」 照れくさそうに微笑み、会釈してきた 宿に戻るとオッサンは嬉しそうに話しかけてきた 「買ったの?良かったらコレも食べな。」 大きめのオニギリを二個、渡してきた 「ありがとうございます」 礼を言い、部屋に戻ると早速食べてみた (ウン、100円にしては悪くないな)と思いながら魚卵と塩味のオニギリを交互に頬張る ムニョムニョ パックに入った魚卵の右側が小刻みに動いている (ン? なんや?) 魚卵から何かが顔を出した.. それは小さな赤ちゃんサイズのネズミだった 「ウワー!!」 魚卵のパックを投げ捨てた その時、目が覚めた そうリアルな夢を見ていた 起きた瞬間、口の中が猛烈に気持ち悪くてすぐにうがいをした 何回も、何十回も それでもダメで歯を磨いた後、外の空気が吸いたくなってさっきまで2時間程夜の街を散歩した 少し和らいだが、未だに気持ち悪い.. こんなにも後に残る夢は生まれてはじめて。 アノ夢にはどんな意味があり、何を意味するのか?

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  • そう、妙にリアルな夢ってあるよね。 最近は夢に同じ街並みや自宅が出てきて、あ、もちろん現実とはやや違うんだけど 毎回そうででさ、あ~これって夢の中の私の日常なんだ・・・て思う昨今です。
    ぽてちん
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