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長編

コピペ 山の測量

匿名 3日前
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っ黒な髪です。 (おかしいな) 望遠鏡から目を上げると、Aがメットを被り、こっちを向いて立っているのが見えました。 が、そのすぐ後ろの木立の隙間に人の姿が見えます。 もう一度望遠鏡を覗いて少し動かしてみました。 641 名前:639 投稿日:03/02/04 17:53 女がいました。 立木に寄りかかるように後ろ向きで立っています。 白っぽい服を着ていて、黒い髪が肩を覆っていました。 (こんな雪山に・・・なんで女?) 俺はゾッとして望遠鏡から目を離しました。 「おーい!」 Aが俺の方に声を掛けてきました。 すると、それが合図だったかのように、女は斜面を下って木立の中に消えてしまいました。 「なにやってんスかー。はよして下さいよー。」 Aのその声で、俺はわれに返りました。 コンパスを読んで野帳に記入した後、俺は小走りでAのそばに行って尋ねました。 「今、お前の後ろに女立っとったぞ、気ぃついてたか?」 「またそんなこと言うて、止めてくださいよー。」 笑いながら、そんなことを言っていたAも、俺が真剣だとわかると 「・・・マジっすか?イヤ、全然わかりませんでしたわ。」 と、表情が強ばりました。 642 名前:639 投稿日:03/02/04 17:54 Aと俺は、あらためて木立の方を探りましたが、木と雪が見えるばかりで女の姿はありません。 「登山してるヤツとちゃうんですか?」 「いや、そんな風には見えんかった・・」 そこで俺は気付きました。 あの女は、この雪山で一人で荷物も持たず、おまけに半袖の服を着ていたんです。 「それ、ほんまにヤバイじゃないっスか。気狂い女とか・・・」 Aはかなり怯えてました。 俺もビビってしまい、居ても立ってもいられない心持ちでした。 そんなことをしているうちに、周囲はだんだん暗くなって、とうとう雪が降ってきました。 「はよ終わらして山下ろ。こらヤバイわ。」 俺たちは慌てて測量作業を再開しました。 天候はドンドン悪化して、吹雪のようになってきました。 ポールを持って立っているAの姿も見にくいし アッという間に降り積もる雪で、小径もわかりづらくなってきました。 携帯も圏外になっていました。 俺は焦ってきて、一刻も早く山を下りたい一心でコンパスを据え付けました。 レベルもろくに取らずに、Aの方に望遠鏡を向けよう

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    名無し
  • 読んだことあります
    まい
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