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忘却の影
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忘却の影

4時間前
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この話をするのは少し怖いですが、文字に残しておくことで何かが変わるかもしれないと思い、記します。

私には昔から霊感がありました。普段は生きた人間とそうでない人の区別がつかず、何か違和感を感じたときに初めてその存在に気づくのです。

その一例をお話ししましょう。冬のある日、私たちは古い温泉宿に宿泊することになりました。友達の中には、心霊スポットを探すのが好きな子もいて、「この宿、幽霊が出るかも!」と盛り上がっていました。そんな雰囲気の中、私は一人の友人に、「隣の部屋に行ってみない?」と誘われました。

隣の部屋に足を踏み入れた瞬間、嫌な空気が流れ込みました。入ってすぐ右手に置かれていたのは、古びた日本人形。見るからに不気味で、誰もが叫び声を上げました。それを見た教師が駆けつけ、私たちは自分たちの部屋に戻されました。

部屋に戻ると、あの人形のことが気になって仕方がありませんでした。私が「宿の人に言おうか?」と言った途端、友人の一人が急に泣き叫び始め、隣の部屋に行こうとするのです。私たちは慌てて彼女を止めましたが、彼女はその瞬間の記憶がまったくないようでした。

その出来事は不思議な気持ちを残しながら、時は流れました。高校生になり、友人たちと久しぶりに集まったとき、私はその時のことを話題にしましたが、誰も覚えていない様子でした。「そんなことあったっけ?」とみんなが口を揃えました。

その後、私たちの学校でも奇妙な現象が続きました。寮の食堂で友人たちと話していると、カーテンが風もないのに揺れ、驚いた瞬間、同級生が入ってきました。彼はゴミを捨てに来ただけでしたが、彼が去った後、ゴミ箱が大きく揺れたのです。

その日を境に、私たちの間で不穏な雰囲気が漂いました。寮を出る日、また同じことを話してみたのですが、みんなが「何それ?」と不思議がるばかりでした。目は笑っているのに、どこか冷たい印象を受けました。

大学生になった私は、沖縄へ引っ越しました。新しい友人とドライブ中、修学旅行の話をした瞬間、空気が重くなりました。友人は笑い出しましたが、その後、真顔で「二度とその話はしちゃダメ」と言い残しました。

今でもその話を書いていると、背後からラップ音が響くように感じます。この話を読んでいるあなたにも何かが起きないことを願っています。私には強い霊力があると言われていますが、あなたには何事もないことを祈ります。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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