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長編

茨城県佐〇山

匿名 2017年8月1日
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これは10年以上前の実体験の話です。 恐怖体験?不思議体験?てすので、怖さは少ないかも。 あれは20歳そこそこで友達や先輩と車で遊び回ってたある夏でした。 その日は『肝試しでも行くけ?』って話になり、先輩ABと、同い年の友達CDの5人で県内でも屈指の知名度の佐〇山に向かいました。 時期的な事もあって、着いてみると車が数台入口で順番待ちをしている状態だったのを覚えてる。 A『うわ!めちゃ混んでんじゃん!ダリ~』 おれ『まぁゆっくり待ちましょうよ(笑)あ、今のうちに小便したい人はしといた方がいいんじゃね?』 みんな『あ、そうだな!』 なんてやり取りをしたり、世間話をしながら順番が来るのを待ってました。 テキトーに時間を潰してると順番が来ました。 席順は運転手A、助手席C、後部座席は運転席の後ろからB、おれ、Dの順番でした。 おれ(うわ!真ん中とかガッチリガードされててまじ安心♪)とか、ちとビビリなおれからしたらある意味ラッキーでした。 A『じゃー行くぞー』という掛け声で車がギリギリ1台通れる山道に入っていきました。 道は悪路、道路整備なんかいつしたか分からない程ガチャガチャでした。もしかしたらそもそもされてなく砂利道だったのかもしれません。 道中車内は何が起きてくれるのかな!って感じでみんな無言でした。道は進行方向から見て左は土手、右は崖、ガードレール無しって感じで左の人はひたすら土壁を眺めるしかない状態でした(笑) 少し走らせると急に車がガタン!ガタン!と2回沈み、みんな『うお!なんだ!?』とビビっていましたが、どうやら悪路からの窪みがあってそこに右タイヤの前後が通過した揺れって事で、みんな一安心(笑) それからしばらく何事もなく、車内も『結局何も起ころないのがいつものパターンだよなぁ』なんて愚痴をこぼしたりしながらタラタラ走ってるだけでしばらく登り続けました。 そんな感じで喋りながら進んでいくと頂上らしき場所につき、そこはワンボックスでは入れない高さの狭いトンネルがありました。 A『気持ち悪ぃ~!いかにも出ます!って感じじゃね!?(笑)』 おれ『やばいっすね!』 C『んで、このトンネルがエンジン切ってクラクション3回鳴らすってやつでしょ?』 おれ『そうそう!まじAさん、冗談とかで『うわ!エンジン掛からない!!』とかいらないっすからね(笑)』 A『大丈夫!(笑)やらねーよ(笑)ってか、ようB!どーした?車酔いか?さっきから一言も話さねーじゃん』 B『あ、うん・・・いや・・・・・・何でもないよ。大丈夫!(苦笑)』 明らかに何かありましたの雰囲気出してきたBさん (うわ~出た出た!いるよなぁ、『あ、心配しないで』と言いながら心配してしてオーラ出す人(笑))なんて考えているうちに車はトンネル真ん中辺りにつき、 Aさん『じゃーエンジン切るぞー』 CDおれ『はーい』 ・・・・・シーン A『じゃークラクション3回やるぞー』 CDおれ『はーい』 プープープーーー ・・・・・・・・・ 誰か『なーんだやっぱりなんも起こらないじゃn』ドン!!! その音はおれの右側、Bさんがいる窓から、めちゃ強く叩く音が1回しました。一瞬みんなが飛び上がるかと思う程ドキ!っとしたのは分かりました。 みんな『え!?なに今の!?』『心霊現象来ちゃった!?(笑)』『はいそーやってビビらす感じ出しちゃった~(笑)』 おれ『いや、Bさんまじビビりましたよ~(苦笑)まじ勘弁して下さいよ~(汗)』 B『・・・・・・』 A『おめーガラス割ったら弁償だかんな!』 B『・・・・・・ぁ、ぅん』 おれ『いやBさんなんか・・・その感じ・・・演技じゃないんすか!?(苦笑)おれ隣に座っててBさんめちゃ怖いんすけど(半泣)』 B『・・・・・・うぅ~・・・・・・うぅ』 おれ『Aさん、なんかBさん気持ち悪いみたいっすね!吐きそうな感じかもしれないっす!』 A『とりあえず急いで降りっか』 トンネルからの下り道でも八の字逆走とかやる事あったのに全部飛ばして急いで車を走らせました。 その後は特になんにもなく下山。しばらく走らせて最寄りのコンビニに急ぎました。 その間もBさんはとても気分悪そうにしていて、隣の俺はゲロを掛けられるかもしれない恐怖と葛藤していた事を覚えてる どのくらい走ったか、割とすぐコンビニに着いたと思き、着くとCが空かさず『おれ水買ってきます』と言い車を飛び出て行きました。 D『Bさん大丈夫っすか!?』 A『B!大丈夫け~?車酔いか?それとも怖がらせるための演技が?(笑)』 おれ『とりあえず1回外出ません?窮屈!(笑)』なんて言いながらみんな外に出るとBさんが、 B『あのさ・・・登ってる時にさ・・・車2回揺れたじゃん・・・・・・あの瞬間崖の下が見たんだけど・・・・・・そこに井戸があったんだよ』 A『へぇ~井戸なんかあったんだ?知らんかったわ。んでそれがどーしたの??』 B『いや・・・普通に考えて・・・・・・なんで街灯一つもない真っ暗の中、井戸が見えるんだよ(半泣)しかもその井戸蛍光色のように白く不気味に光ってるんだぞ(半泣)』 おれは(何言ってんだこの人、頭大丈夫かよ(笑))位にしか考えていませんでした。 A『まぁ・・・あれだべ!心理的ストレス的な感じのやつで妄想しちゃったんじゃねーの?』 D『そーっすよ!(笑)何かの勘違いとか、なんかそんな感じっすよ!(笑)』 B『いや、間違いないよ・・・・・・(ボソッ)』 ・・・・・・・・・ B『それとさ・・・・・・トンネルで窓ドンってなったの・・・あれ、おれじゃないよ(泣)もうおれ・・・井戸見てから・・・気持ち悪りーし・・・怖ぇし・・・ずっと目を瞑ってて・・・・・・手もずっとドアノブ握ってるだけだったし・・・・・・(泣)』 もうこの時はみんな無言で話を聞いてるだけでした。 おれは(え?マジ?演技?どっち?)って感じで半信半疑でした。 Cは話の途中で水を買い終わって戻ってきてましたが、終始無言でした。 そんなこんなでその日はそのまま誰もBさんの言葉を信じてるのか信じてないのか分からないけど、帰ることになりました。 Bさんは帰りの車の中でもずっと『寒い・・・寒い』だの『ハァハァ・・・ハァハァ』と普通じゃない状態って感じでいましたので、みんな(早く帰ってあげなくちゃな)的な雰囲気を出しつつそれぞれ送ってもらって帰りました。内心おれは(なんかヤバ目に見えるけど、自分に浸ってオーバーリアクションなんだろうなぁ)という風な考えが強かったと思います。 もともとBさんはAさんのツレであって、おれの直の先輩ではないので会うことも無かったのですが、その後Aさんに聞いた話では、次の日になっても状態が良くならないって事でBさんの親は病院に連れて行ったところ鬱病?だかなんか精神的な病気?になっちゃったらしく、部屋に閉じ篭りになってしまったようです。 あれから10年以上経ちましたがBさんは生きてるのか死んでるのか、何してるのか全然わかりません。これを書いたのを機に今度Aさんと連絡取ってみて聞いてみようかと思います。 おれは幽霊とか見た体験が無いので半信半疑ですが、見える人には見えるのでしょうかね?わからんです。 昔のことなので細かい会話は少し違うところもあるかもですが大体あってます。

後日談:

  • 追記: そーいえば思い出したのですが、その後バーベキューを親戚同士でやってる時に今の話をしたら年上の従兄弟が話してくれたことです 従兄弟『知ってる?佐〇山って井戸が何個かあるんだよ。んで、おれの友達も昔そこに行ったんだけど、そいつは怖いもの知らずで夜にも関わらず、数人で井戸まで歩って行って井戸に片足突っ込んで写真撮ったんだよ。んでまぁその日は何事もなく帰ったんだけどさ・・・・・・後日写真が出来上がったって言われたからみんなで集まって見に行ったら、足突っ込んでる写真だけ明らかにおかしいの。膝を井戸の淵に引っ掛けてその下はぶらっとした状態で撮ったんだけどさ、膝から太ももにかけて足が半透明になっててさ、周りもやばくね?ってなってたんだけど、当の本人は『大丈夫だっぺ!(笑)』って感じだったのよ。 んでまたその後日なんだけど、そいつって単車(バイク)乗ってたら事故ったらしくて右足切断になったって・・・・・・ありきたりなオチだけど、実話なんだよね』 と話してくれました。 偶然じゃないでしょうか?

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