
長編
展望台
匿名 4日前
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座り込んでしまいました。
(背中に付いてる…さっきのサラリーマンだ!と思いました)
何故か声だけは出せて先頭を歩いているA君に向かって「待って!」A君は 立ち止まりどうしたの?みたいなキョトンとした顔で振り返りました。すぐ前を歩いてるB子もC君も立ち止まり同じ表情
二言目に「助けて…!」A君は すぐに察したみたいで動けない私に勢いよく駆け寄ってきました。A君「どした!!?大丈夫かぁ!?」私「後ろに…背中に乗っかってるの…」B子とC君は何の事だか?みたいな顔で立ち止まって見ていました。
A君がテレビで見たように私の背中を3回くらい叩いてからさすり始めました。背中 肩 とさすり 少しづつ暖かみを感じ楽になり始めました。
私「ごめんね!途中の道で居るのわかってたけど、皆んな怖がると思って隠してたの!!」
A君「大丈夫だから気にすんな!今は俺の温もりを感じろ!もう寒気ないか?大丈夫か?」って ずっと側でさすってくれてたらだいぶ楽になり気が付いたら目から涙がでてました。
B子もC君も ようやく状況が理解できたみたいで、「うちらも一緒にいるから大丈夫!怖くない!」って勇気つけてくれていました。
背中の冷たさも重みも消えかけ落ち着いて立つ事が出来ました。
私「ごめんね!心配かけて!私は大丈夫だから、せっかく来たし展望台見に行こう!」って伝えました。
大丈夫かぁ?って皆んな心配していたけど、スッカリ良くなり歩いていたら目の前に少し開けた場所にたどり着きました。
A君「この先だよ!」と指を指していた。
私には何を言っているのか わからなかった…暗い闇の中にあるのは とてもじゃないけど展望台と呼べる建物では ありませんでした。
目の前に現れたのは、凄く大きな木で出来た鳥居で、鳥居をくぐるとすぐに木の階段
木の階段の隙間から白い手がたくさん生えていたのです!(こんな所 登れるわけないじゃない…何を言ってるの!?)
ふと立ち止まって周りを見渡すと周りを崖の海に囲まれていました。
(ここどこ?なんなの?展望台は?皆んなには どう映ってるの?)
その時 突然B子が叫び始めました!
B子「キャー!!私の足…私の足!!」
皆んな一斉に足を見ました。
B子「私の足に子供が巻きついてる!!」
もう何が何だかわからなくなり、とにかくB子を皆んなで抱きかかえ逃げるように その場を後にしました。
帰りの車の中、後ろを振り
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- 呼ばれたんだろ霊に匿名
- 楽しみにしてます。こたくん
- 今度は短編書いてみます( ;´Д`)Rail