
長編
旅館での一夜
匿名 26分前
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甲府方面にある旅館に泊まった時の話。
俺と彼女が付き合い始めて1年ちょっと経った時に、記念にと思い電車で旅行をした時の事。
特に目的地も決めておらず、ぶらり旅気分で泊まる所も適当に確保する、という感じの旅行だった。
初日は山梨方面に向かい、なんとなく清里で降りてホテルに泊まった。
次の日、ホテルを出て富士山方面に電車で向かった。
甲府駅で降り、城跡を見たりして、夕方近くに再度電車に乗り込み静岡方面へ。
途中で温泉街を見つけたため、その日の宿を探そうと電車をおり、
駅においてある案内板で旅館を探し電話をした。
近場の旅館やホテルは満室だった為、温泉街から少し離れた宿に電話をして空室を確認し、
迎えに来てもらった。
迎えの人は30分過ぎても来ず、1時間後に軽のワゴンで到着した。
この時点で少し嫌な感じがしたが、(霊的な意味ではなく、失敗したかなと)
迎えに来てもらっている手前、何も言わずに車に乗る。
車はきれいなホテルや旅館を尻目にずっと進み、山奥の方へ。
周りには川しかない環境で、不安は更に増していった。
結局、着いた旅館はボロボロで、周りには店も何もない。
既に辺りは暗くなっており、本当に廃墟のようにしか見えない。
旅館に着いたは良いが、女将が迎えるわけでもなく、仲居が来るわけでもない。
運転してきたおじさんが部屋案内をする始末。
食事の時間だけ告げると、そのおじさんも直ぐにどこかへ。
客は一応他にも居るようで、横の2部屋がうまっていた。
食事まで時間があったので「先に風呂に入ろう」と言うことになった。
でも、風呂場へ着くと風呂は一つしかなく、女性と男性の使用が交互に時間で区切られていた。
その時間帯は女性の使用時間だったため、彼女だけ先に入ることに。
俺は疲れのため、部屋で炬燵に入りながらウトウトしてた。
それからしばらくして、いきなり金縛りに。
炬燵の中に入れていた足先から、ゆっくりと何かが這い上がってくる感じがしてるけど、身動きが一切とれない。
ズズズという音が耳元で聞こえ始め、
まぶたを開けようにも、眼球の上を皮ごしに誰かが押しているような感じで、目が開けられない。
耳元のズズズという、何かを引きずるような音は近づいてきており、
ズズズに混じって人の息遣いが聞こえる。
ズズズ、ハァ。ズズズ、ハァ。という一定のリズムで、誰かが何かを運んでるような感じの
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- 何かワロタ真実を知る者
- これ小淵沢辺りのことだったはず。 別のサイトで投稿者本人が答えてたのも一緒にまとめられてるのを見た。りぬ
- この旅館が実在するのか真偽は謎だが場所は恐らく山梨の下〇温泉(同駅名有り)だと推測。 甲府方面とわざわざ書いてあるのに何故鬼怒川を疑っているやつがいるのかも謎。ジェニ
- ずっと探してたやつ。貼ってくれてありがとうアマランサス
- 読んでる途中で思いだした 読んだ事あるまゆ
- どこ?くわはらあゆむ
- どこキムキム
- ANT<< 鬼怒川温泉付近だとしたら自分も気を付けないとな。オカルト好き
- 漫画の、彼岸島のでかい化け物思い出したわ。 うめずかずお の、14歳に、出てくる チキンジョージ 知ってる?消極ピエロ
- 川沿いで廃墟のような旅館で山の中。 鬼怒川温泉の上の方かな?ANT