
長編
Zトンネル
シュン 3日前
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「あれは、猫じゃねー!!止まるな」
普通に考えて、こんな民家もない山にあんなキレイな真っ白い野良猫がいるわけがない。
動かずにこちらをじっと見つめていた。足止めでもしているような感じさえする。
Tは、言うとおりに猫を無視しトンネルに入っていった。短いトンネルだもう大丈夫だろう。
そう思った時だった。
「プーーーー!!プーーー!!」Tがクラクションを鳴らしだしたのだ。
「おい!!何してんだよ!!」みんなちょっと怒りだす。
「わかんない」Tはそう言いながら。普通に運転している。
あとから聞いたが本当に無意識だったらしい。
とりあえず、これ以上は危険と判断し。ゆっくり運転してこの場から離れた。
離れるとTも普通に戻っていた。
コンビニによって少し休んで、時間的に夜中だったため、解散することにした。
道案内の友達から家に送る、つぎは、ビビりの同級生。
そして、後輩のビビりを降ろし。
Tと俺だけなのだが。。。。後ろの席に誰かが乗っているような気配がする。見なくても分かる存在感だ。
「満員でも連れて帰るじゃねーか」私が小さい声でいった。
「え?やっぱりか」Tも感じていたようだ。
お互いに一人は怖いため、Tの家に泊まることにした。
T家に上がり、誰もいない居間に二人で入った時に、
「なんか足がちくちくする。」Tが意味不明なことを言い出した。
すぐに靴下を脱ぎだした。
Tが今日はいていた靴下は、私が新品を貸したものでその日初めては使用したものだった。
そして、靴下を逆さにしたら小さい何かが落ちたのだ。
それを見て二人とも言葉を失った。
なんと、新品の靴下から手の爪が出てきたのだ。
切った爪ではなく女性の手の指にあるような細い爪だった。ありえない。。。
私たちはこれを、どう処理するかわからなかった為、ライターであぶって外に捨てた。
これで大丈夫だろ。そういうことにした。
「そろそろ寝ようぜ!」私は体調も良くないし、忘れたいのもあり早く寝たかった。
そして、寝ているTの家族を起こさないように、静かにTの部屋に行った。
二人とも無言のまま眠りにつこうとしたその時、Tの母が起きて部屋から出てくる音が聞こえる。
トイレかな?なんて思ってたら、Tの姉の扉を開け、
「あんた何か変なことした?怖い夢を見たんだけど」と言い出した。
私とTは顔を見合わせた。
Tの母は霊感が強いのを忘れていた。私たちが帰ってきていること
後日談:
- 心霊スポットではないですが、他にも多く体験しております。 要望があれば投稿します。
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- 内容が頭に入ってこなかった。夢
- いや払ってもらおうよ…ゆーへー
- きっと青森県のずいどうトンネル。 合っているかは知らんが神社?らしきものも近くにあるしかなり短いトンネルだ。 地元じゃ心霊スポットで有名みたいだが。tomy
- これって地名に頭が付くところですか?謎の人