
中編
夢の中の人
匿名 3日前
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事帰りの人がたくさんいたはずなのに、こんなにも早く時間は進むものなのか。
「この先にとても綺麗な花が一輪だけ咲いているんだ。その花を一番最初に見つけた人は...」
あの時に気になっていた夢の続き、この男性の言葉が聞けるんだと思うと嬉しかったが、すぐにその期待は掻き消された。
「死ぬ」「生き残るには、どうすればいいの?」「その花を誰かが見つけるのを待てばいいのさ」
今日も僕は仕事帰りの夕方17時に、その交差点を歩く。何故か僕の事を詳しく知っている、名前も知らない人たちと、その花を誰かが見つけるのを願って。
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