
短編
6才のときの不思議な体験
匿名 2日前
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子供の頃で何が起きたのか今でも不可解な記憶。
俺の家族は祖父母と同居していて、一階は祖父母が使う和室になっていた。和室のすぐ外には中庭があった。
確か6才の誕生日の直前だったと思う。
祖父母の和室で4才の妹と追いかけっこをしていた。ケラケラ笑いながら逃げる妹。
俺も怒っているわけではなく、ふざけて追いかけていた。
そのとき、和室のガラス戸は半分くらい開いていた。
そして妹は外に逃げ出し、逃げると同時にガラス戸を勢いよく閉めた。
すると俺は止まり切れずにガラス戸にぶつかった。
そして、ガラス戸のガラスがすごい音を立てて真ん中に大きく穴を開けて割れた。
「何やってんの!」
という母の怒鳴り声。そのあと俺は避難を兼ねて祖父と散歩に行き、おもちゃのついたお菓子を買って貰った。
という記憶なんだが、
そのとき、俺や妹が怪我したという記憶がなく、そのことで泣いたり、恐怖を感じた記憶もない。
子供の頃、俺は泣き虫でビビリだったから、そういうことが平気な子供だった訳でもない。
だいぶ大きくなってそのことが話題になったとき母に聞いたら、
「おまえがぶつかったんじゃなくて、蹴ったの!」と言われたが、それだとしても変だ。
普通、子供が素手でガラスを割るとか相当怖いと思う。
大人でも難しいはずだ。
それが「無傷」で「恐怖を感じなかった」とか。
あのときの俺は、別人だったのだろうか?
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