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中編

台湾九扮の恐怖の夜

匿名 2時間前
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はじめに これは、去年の秋に台湾へ旅行したとき、九份(きゅうふん)で体験した話です。 私は友人2人と一緒に、3泊4日の観光旅行で台北から九份へ向かいました。千と千尋のモデルになったと言われる街並みが有名で、夜景も美しく、ずっと憧れていた場所でした。 でも、あの宿に泊まった夜から、何かがおかしくなったんです。 九份の宿 九份の宿は、古い日本家屋を改装した民宿でした。口コミでは「風情がある」「静かで落ち着く」と評判だったけど、実際は少し違いました。 チェックインしたとき、オーナーの女性が妙に無表情で、「夜はあまり外に出ない方がいいですよ」と言ったのが印象的でした。 部屋は畳敷きで、古い鏡と木製の棚がありました。窓からは霧がかかる山の景色が見えて、幻想的でした。 最初の異変 夜10時頃、友人の翔太が「廊下で誰か歩いてた」と言い出しました。 でも、宿には私たちしか泊まっていないはず。 その後、鏡の前に立ったとき、私の後ろに“もう一人”映っていたんです。白い服を着た女の人。振り返っても誰もいない。 その夜、私は夢を見ました。 夢の中で、宿の廊下を歩いていると、奥の部屋から「こっち…こっち…」と声が聞こえた。 扉を開けると、畳の上に髪の長い女がうずくまっていて、顔が見えない。 翌朝の違和感 朝、翔太が「夜中に誰かが部屋の前を通った」と言いました。足音が聞こえたらしい。 でも、オーナーに聞くと「誰もいませんよ。私も夜は2階に上がりません」と言われました。 その日の午後、宿の近くの茶屋で地元の人と話す機会があり、「あの宿に泊まってる」と言うと、急に顔色が変わった。 「…あそこ、昔は病院だったんですよ。戦時中に使われてて、亡くなった人も多かったって」 最後の夜 3日目の夜、私はまた夢を見ました。 今度は、宿の奥の部屋に入ると、畳の上に白い布が敷かれていて、その上に人形のようなものが並んでいました。 その中の一体が、ゆっくりと顔をこちらに向けて「帰らないで」と言った。 目が覚めると、部屋の鏡が割れていました。誰も触っていないのに。 翔太はその夜、寝言で「もう帰れない…」と繰り返していました。 帰国後 日本に戻ってからも、私は時々あの夢を見ます。 畳の部屋、白い布、そして「帰らないで」と言う声。 翔太はその後、精神的に不安定になり、大学を休学しました。 もう一人の友人・悠人は、あの宿の写

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