
長編
コピペ エディ
匿名 3日前
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るその姿には怖くなってきた。
隣のサダもエディの姿に恐怖を感じていたのか、ドアに体を寄せ、必死で距離を置こうとしているようだった。
ハンドルを握るタケも必死だった。
咥えたタバコに火を点けることすら忘れ、タイヤを鳴らしながら車を走らせた。
ようやく町の灯かりが見え始め、タケはスピードを落とし、コンビニの駐車場に車を入れた。
「マジヤバかったなぁ」
大きく肩で息をしながらエディが言った。
「クラクション鳴らしてライト切った途端、いろんなとこからワラワラ出てきたんだぜ」
「俺、ぜんぜん見えてませんでしたけど、かなりいたんですか?」
俺はエディに尋ねてみた。
「馬鹿!オマエ、あんだけいたのに何も見えてなかったのかよ!
2~30人はいたけどよ、あの中でも特に鎧の落ち武者みたいなのが・・・」
ひとしきり、どれだけヤバかったのかを語ると、エディは得意気に言った。
「何とか俺が○○経唱えて式も打ったからよ、無事に帰ってくることができたわけだな」
俺とタケとサダは顔を見合わせ、とりあえず「お陰様でした」と言うしかなかった。
299 :鼻毛山抜之介:2009/05/15(金) 01:45:12 ID:pk0kfXsq0
俺たちはコンビニで飲み物を買い一息ついた後、そこから一番近いエディをアパートへ送っていった。
エディは意気揚々と部屋に引き上げ、ベランダから俺たち3人を見送った。
タケはエディを送り届けた後、さっきまでのことを語りたかったらしく、俺の部屋で飲もうということになった。
3人は再びコンビニに寄って酒とツマミを買い、俺の部屋で安堵のため息と一緒にビールを開けた。
「で、本当にいたわけ?」
タケが尋ねる。
「いや、何も。でも、エディのパニックがマジで怖かったよ。狂ったのかと思った」
俺は笑いながら答えた。
「サダは何か見えたの?」
タケの問いにしばらくの沈黙の後、サダが口を開いた。
「・・・うん、いたね」
「マジでマジで?!」
霊感ゼロの俺とタケは興味深々で食いついた。
そしてサダはぽつりぽつりと語り始めた。
「あのさ、エディさんは2~30人とか言ってたけど、いたのは1人。
あの人にはいっぱい見えてたのかもしれないけどね。でも、俺に見えたのは一人だけだったよ」
「例の落ち武者?」
俺が尋ねるとサダは首を振った。
「いや、そんなのはいなかった。
だって、この辺ってそうい
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