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長編

時計まわり

匿名 3日前
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946: 時計まわり1/4 ◆BxZntdZHxQ [sage] ::2008/04/29(火) 21:37:03 ID:6CNjdJyS0 冬の終わりに、オヤジの弟の息子、つまり従弟と旅行に行った。 母方は何かと言うと人寄せやら 親族旅行をやるが、 父方のいとこで俺と親交が深いのはこいつくらい。 神社が好きらしくて、一人でふらっと京都辺りに行っては写真を撮って来る。 そんな趣味でも、変な現象にも 遭わなければ心霊写真も撮った事がない。 俺の話も全然聞く耳持たない… そう言う人間だ。 その時の行き先は京都ではなく、俺は都合で来れない本来の同行者の代理だった。 行ってみると宿の周辺は俺の地元 なんかよりずっと都会だったが、 初日の目的地は見渡す限りの 田畑と山。 そこに寺社が散在していて、 日頃運動不足の俺はレンタサイクルと石段のコンボで酷い目に遭った。 翌日の史跡巡りでは庭園の茶店で 煙草が吸えなくなったのをぼやく ヤツをなだめ、 ようやっと辿り着いた観光地らしい場所は、古い家並みと土産物屋が並ぶ町だった。 着いた時には午後の四時を回っていただろうか。 まだ日の短い時期にしては、 それなりに観光客が歩いていた。 季節柄、古い雛人形や屏風、 絵なんかを店先に飾っている所もあり、 ちょっと七月の京都、 祇園の辺りを思い出した。 こういう感じは好きだ。 …石段もないし。 そんな事を思っていたら、 やっぱり神社があった。 「前に来た時は祭だった」 とその祭の蘊蓄をたれながら、 身軽に石段を上がる従弟。 俺はヒイヒイ言いながらどうにか昇って、振り返る。 小高い丘の上からは、 風情のある町並みが一望できた。 下から見た感じでは小さな神社の様だったが、上がってみると結構立派で、社務所の右手に能舞台 (神楽かもしれない)まであった。 お詣りを済ませ、ヤツが撮影している間にお守りなど吟味して、 それから緩やかに丘を下る坂道に出る。 その途中にある建物で、雛人形展をやっているのを見つけた。 947: 時計まわり2/4 ◆BxZntdZHxQ [sage] ::2008/04/29(火) 21:37:50 ID:6CNjdJyS0 「御自由にお入り下さい」 の看板に従い中に入ると、 雛人形ばかりでなく、 色々な古めかしい人形を、 ケースにも入れずむき出しで展

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