本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

中編

栗色の髪

もーん 3日前
怖い 174
怖くない 169
chat_bubble 1
6,225 views
ンションに彼女も泊まってもらうことにしました。夕食を済ませ、緊張している彼女に、ゆっくりとお風呂に入ってリラックスしてもらおうと、愛用のクナイプ入浴剤などを入れたりしました。その際、洗いたてのバスタオルと新品のタオル、歯ブラシを用意しておきました。彼女に似合う淡いピンク色のタオルが未使用の状態でちょうどあったので、それを選んだことをよく覚えています。 当日、私は紋付き袴のサイズを決めたり、彼女は白無垢に鶴や亀が刺繍された柄の着物などをいろいろと着付けし、花嫁姿を私の母に撮ってもらったり、こじんまりとした中でも楽しい式にしようと、忙しい中でしたがみんな楽しそうにしていました。これから新しい家族がふえる、新しい未来が築けるとみんな希望に満ちていました。 しかし、しばらくして結婚は破談となりました。 突然、目標がなくなってしまったように感じられ、ぽっかりと心に穴が開いた状態でした。 そんな中でも仕事に集中するうち、次第に時間が流れ、いつしか過去のことと感じられるようになってきました。 その一度きりしか使わなかったタオルが、6年後に突然現れ、あの時の記憶をよみがえらせたのです。 タオルに髪を縫い付けるという「おまじない」はあるのでしょうか。 結婚したい。一緒になりたい。という思いがそうさせたのでしょうか。 叶わなかった未来 後悔 取り戻せない もう会えないといった想念は、時を経るごとに増幅されるのでしょうか。 生霊の分身とはあるのでしょうか。

後日談:

  • 結婚式は2010年3月14日の日曜日ホワイトデーに予定していました。大安でした。式場や日取りは母に決めてもらっていました。 血縁を結ぶということ、子供を授かるということは本人同士では乗り越えられない計り知れない力が働くのでしょうか。 自分たち、家族がうまくやろうとしても、なぜか邪魔が入る、一線を越えられない、互いの意思が通じない、そこには出生、地域が異なる、先祖が良く思っていないなどの不可抗力が存在するのでしょうか それとも私の努力 辛抱 情熱が足りないのでしょうか。

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(1件)

  • 色々な意味で、ご縁が無かったと言うことでしょうね。前向きに頑張ってください。
0/500

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.1.243

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

grid_3x3 話題のキーワード

search

サクッと読める短編の怖い話 サクッと読める短編の怖い話

読み込み中...