
長編
魔法の言葉
匿名 2日前
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「はい!間違いないです。有難うございます。」
私は黄色く綺麗に咲くペチュニアを受け取り海へと向かった
防波堤の先に行き花を海に投げ二人で手を合わせた
どうか生まれ変わったら、今度こそは幸せになれますように。
何度も願った
「綾乃にはお墓がないから命日になったら綾乃が大好きだった海に来てお花を流してたの。」
「ちゃんと、届いてたんだな」
「うん。助けてくれて、ありがとう。綾乃。助けられなくて、ごめんね」
佑太が私の涙を拭った
「私、ちゃんと夢叶えるよ。綾乃の分まで。頑張るから」
私にはお守りが二つもあるんだ
一つは魔法の言葉
もう一つは菖蒲の花びらを押し花にして作ったしおり
こんなに心強いものはない
「Never say never…」
私は絶対諦めないよ。あなたが信じてくれている限り。絶対。
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- 普通に感動する話だった夢の魔女