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中編

水子供養

ヤマ 2018年1月5日
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住職である父親から聞いた、父の実体験 この話は、最初に言うと心霊的な話しは一切ありません ただまあ、私が今まで聞いてきた陳腐な怖い話なんかよりも、本当に実物がそこにあり、本当に寒気がした話しです 家の寺では水子供養をしていて、山門の前には沢山の全国からお願いを受けて供養された水子地蔵が数百近く並んでいます 泡子とも呼んだりするみたいですが一般的には水子と呼ばれ、産まれて間もない赤子にして亡くなった子供を供養する事を言います 父は家で一人で居たときに、ある夫婦がやって来て、「水子供養をお願いしたい」と行ってきたそうです まだ20代前半くらいで若い真面目そうな夫婦だったそうで、父は詳しく話を聞くために客間に通して話を聞くと 夫婦の旦那さんが「家の子は可哀想に…赤子のまま」と寂しそうに、涙を浮かべながら語った 奥さんの方もぼろぼろと泣いていたみたいで、父は「産まれる前に奥さんのお腹の中で亡くなってしまったんだな…可哀想に…しっかり供養してあげなくては」と、直ぐに供養の準備に取りかかったそうです 準備が整い、夫婦を本堂に案内すると「家の子は春木(はるき)君と言う名前になる予定でした、なので読み込みで春木と供養して貰えたら」と、夫婦が言ったそうだ 父は「解りました」と、多分元気に産まれる子供の成長を願って付けたであろうその名前を読み込む事を承諾し 供養が始められた それから程無くして無事に供養が終わり、父は二人に「これでお子さんは無事に供養されました」と伝えると、夫婦は泣きながら「ありがとうございます」と何度もお礼をした 二人はそのまま供養を終え、車で帰る事に、父は駐車場で二人を見送ろうとしていた 夫婦が見送る父に再び頭を下げて、「本当にお世話になりました」と丁寧にお礼を言う 父は「なんて誠実な夫婦なんだろうか」そう思ったそうです、そんな二人に父は 「これから春木君の名前が彫られた水子地蔵も造り供養しますので、お暇があるときにでも構いません、なるべく手を合わせに来てあげたらそれだけで最上な供養になります」と説明したら 「解りました、毎月この供養があった日と春木の命日には必ずお参りに来ます」 と二人はそのまま車に乗り込む、そして奥さんが助手席に座り、旦那さんが外からドアを閉めてあげようとしたとき 旦那さんが奥さんのお腹を撫でてて ニコニコとしながらこう言った

後日談:

  • ※春木君は仮名です

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