私がまだ小2か小3ぐらいの時、
少し不思議な事が多かった。
誰も2階にいないのに、寝ている時に、足音が聞こえたり、皿が割れていたり、足跡が付いていたり、
こんな事が日常茶飯事のようにあったのです。
最初は「気のせいかな?」とか「地震があったのかも?」
なーんて考えていても、地震はないというし、足跡はくっきりついていたので、この家には何かがいる、そんなきがしていました。
私が夜、洗面場で鏡に向かっていると、私の後ろに、女の人が立っているのです。
びっくりして私はその場で固まってしまいました。
金縛りのような状態でした。
するとその女の人はすーと消えて、
金縛りのような状態も解けていました。
それから何にもなく、今にいたります。
霊感の強く、以前寺を紹介してくれた、Aに「こんな事があったんだぁ」
なーんて話していたら、
「咲蘭って霊つきやすい体質だから、まだ居ると思うよ?」
と真剣な顔で言われました。
よく考えると、被害にあったり、音が聞こえているのは私だけて、親には何も聞こえてませんでした。
「やだよ、変な事言わないでよー。
帰れないじゃん!」
と、気にしてないように言ってその話題は避けるようにしときました。
その次の話題が、どこかに旅行に行こうと言うと話題になり、いつの間にか、いく旅館や日にち全て決まっていました。
そして、いく前日、最後に荷物の整理をしとこうと思い、もう一度整理をし始めました。
すると、「ズッ ズズッ ズズッ」
と引きずる音が聞こえてきました。
後ろを振り返ると、女の人がこっちに向かって、左足?だったと思います。
を引きずってこっちに、向かってきます。
私はまた、あの時のように金縛りのような状態になってしまいました。
「ズズッ ズズッ」
次第に近づいてきます。
あと少しで目と鼻の先、ぐらいの所で、私の携帯がなりました。
その音と同時に、女の人もきえ、金縛りも解けていました。
私は転がるように携帯の所にいき
震える声で「も…もし…もし?」と携帯を耳に当てました…
Aからでした。
Aは焦った声で「大丈夫⁈咲蘭⁈
今そっちに行くから待ってて!」
と言い、
電話を一方的に切ってしまいました。
切られたあと、私は何も考えられなく、そのまま放心状態で立ち尽くすしか、ありませんでした。
記憶があるのは、Aがインターホンを鳴らした時でした。
それから、ドアを開け、Aにその事を話しました。
すると、「何と無く嫌な予感がしてたんだ。大丈夫?」
「うん…怖かったけど…大…丈夫」
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そう答えてAを帰らせました。
Aは「私帰っちゃっていいの?」
と心配そうでしたが、これ以上心配もかけられないし、明日は旅行
早く寝た方がいいはず、そう思いかえってもらいました。
その日の夜は何ともなく、寝られました。
目が覚めて部屋を見渡し、何もない事を確認すると、昨日あった事は夢なんじゃないか、と思いました。
待ち合わせの場所で待って居ると、Aが来て、新幹線に乗りました。
泊まる旅館は、すっごく安いのに、すっごく綺麗な所だったので、「うわーこれは安い♪」
とさっさと決めたので得した気分で、
上機嫌なA、こんなAを見るのは初めてでした。
旅館は写真で見るより綺麗で
ますます上機嫌で観光したり、ショッピングしたり、
昨日の事なんて綺麗さっぱり忘れていました。
旅館にもどり温泉に入って、
一息ついた時、Aがソワソワし始めました。
「どうしたの?」
と話しかけると、Aは
「昨日の事さ一つ聞いていい?」
「うん…いいよ」
「咲蘭についてる霊って女の人だよね?」
「あぁそうだよ」
「そうだよね…」
Aは少し驚いた様に答えました。
そんな重い空気に私は耐えられるはずもなく、「よし!夕飯食べるよ!」
と言ってAと食堂(?)にいきました。
食べ終わり部屋に戻りました。
それから、テレビを見てすぐに布団には入りすぐに寝てしまいました。
寝てから、何時間か立った時、Aがうなされている声が聞こえました。
目を開けてAをみると、女の人が上に座って首をしめていました。
「A!」とっさに叫んでみると、その女の人はこっちに向きました。
その女の人は私が昨日見た女の人とは別の人でした。
その顔を見た瞬間、私は気絶してしまいました。
目が覚めてあたりをみるとAが寝息をたてて寝ているのが目に入りました。
ホッとしてとけいを見ると7時をまわっていて、Aを起こすそうとしてAの首を見ると手形が付いていました。
「ヒッ」と短い悲鳴を出すとAが突然、起き上がりました。
「咲蘭か…」
とホッとした声でAは言いました。
「A、首に手形つ…ついてる…」
と情けない声をだし、Aは鏡で確認すると、何かを探している様でした。
「A、何探してんの?」
「決まってんでしょ?お札よお札」
と言いながら額縁の裏を裏返すと、お札が貼ってありました。
「ヤッパリか…咲蘭お祓い行こうか」
と言われてからの用意はとてつもなく、早かったww
近くの寺に行きお祓いしてもらい、
ついでに、家に居たあの女の人はまだ祓ってもらってません。
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それから、旅館から荷物をまとめて、さっさと家に帰りました。
Aは「もう二度と安い旅館には行かないと誓うわ」とか言ってました。
別れ際にAに「危なくなったら家にきなよ」と言われたが、意味が、全く分かりませんでした。読解力ないのかな?私
家に帰って、寝ていると突然、何の前触れもなく金縛りにあいました。
上には、あの女の人が乗って居てこっちをみながらニタニタニタニタわっらっているのです。
怖いとかそういう気持ちがなく、キモイなとか、寝たいんだよ邪魔すんなぐらいしか考えられなく、そのままねてしまった。
その次、霊は安眠妨害するため、お祓いしてもらいました。
Aにはその事を話すと、「安眠妨害って…」と呆れられました。
「そうそう、あのこないだ旅行したでしょ?それで質問したじゃん?」
とA
「あーついてるのは女の人かってやつ?」
「あの時にね、女の人がずっと咲蘭の後ろであんたにむかって、死ね死ね死ねって言ってたからさ」
これ聞いた時、ゾッとしたのと、殺される前にお祓いしといて良かったと思った。。
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