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危ないバイト
中編

危ないバイト

匿名 2015年12月8日
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これは僕が学生時代に経験したバイトの話です。 僕は、高校生の頃原付の免許を取るとかでその費用を貯めるためバイトを探していました。 ふと街角で目に入ったのが、このバイトと知り合うきっかけとなったチラシでした。 そのチラシには、こう書かれていました。 【当社は訳ありの方も募集しており、いろいろな年齢のかたを探しております。 高時給バイト 連絡先 080-XXXX】 僕はこのチラシを見たとき、高時給の部分に興味を持ちました。 早速連絡先に電話をかけてみると、担当者が応対しました。 面接は必要なく、履歴書も必要なく当日指定された場所に来てくださいとのことで、僕は了承しました。 仕事内容は確か、サプリメントのレポーターと聞きました。 当日は、前の日に友達と飲み会をしてたこともあり(高校生なのにお酒を飲んでいた)、遅刻しそうだった。 実際に、その場所に行ってみると白色の建物があり、住所によると、この建物以外に近くにそれらしき場所が無いので、僕はその建物に入って行きました。 建物に入って時計を見ると集合時間を10分ほどすぎていました。 受付のお姉さんが見えたので、僕は少しくちばやに道を聞きました。 僕「アルバイトで来ました◯◯です。 電車で遅れたのですが、まだ間に合いますか?」 受付員「先ほど担当のかたがお見えになりましたが、こちらの書類に同意をしてもらって、下の待合室でお待ち頂ければ大丈夫ですよ」 書類を受け取ったとき、時間がなく用紙にもぎっしり文字が書いてあったこともありよく読まずにサインをしてしまった。 待合室に行くと、他の人の姿が見えず担当者がいました。 そして、担当者に連れられて僕は部屋に連れて行かれました。 その部屋には、僕以外にお年寄りの女性と30位の痩せ細っていた男性がいて、薬局とかでかぐ医薬品の匂いがしました。 すると、注射器と何かのカプセルを持った白衣の男性が隣のお年寄りにカプセルを試飲するように指示しました。 お年寄りはカプセルを飲み、次にその隣の痩せ細った男性もそれに続きカプセルを飲みました。 そして、僕の番になりましたがどうも他の人とは少し違うようです。 「注射器で、薬を注入してその後尿検査します」と説明されました。 疑問を持たずに僕は、注射を受けました。 注射してから何分か経つと 最初にカプセルを飲んだお年寄りが口から泡を吹きながら、わめき散らしています 返せ 返せ と 次に痩せ細った男性が、よだれを垂らしながら異常な表情で上を向いています。 ここまでくると僕は恐怖で、次は自分の番だと思いました。 突然、息ができなくなりました 「か・・は‥」 すると、今までガラス越しで観察していた、研究員らしき人たちがあわただしく部屋に入ってきました。 お年寄りから順番に一人ずつ、解毒剤?らしき薬を飲ませていました。 僕の番のとき、息ができなくなってから2分も経っていて限界でした。 薬を飲むと、呼吸が解放されました。 このバイトはなんだったんだ。 帰りに、担当者に文句を言いに行ったら自分の口から出る言葉に驚いた。 「あほぉ どうしぃて僕だけちゅうしぃゃで、こほぉバイトはなんほぉバイトだったんですか?」 (あの どうして僕だけ注射でこのバイトはなんのバイトだったんですか) 担当者「ああこのバイトね 【治験】って言って薬の実験のバイトだよ、注射なのは君が健康だったからで別の薬使ったんだよね 」 担当者から聞いたところ、治験バイトは普通、ガンや末期患者で応募する人が多いらしい。 それに、ろれつがおかしくなったことについては前日にお酒を飲んでいたことが原因らしい。 薬との組み合わせが悪かったらしく、書類にもサインをしてしまっていて結局、手に入ったのはバイト代だけだった。

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