
長編
山小屋に住み着くモノ
しずく 1日前
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いた。
そして12月25日に
「まゆみちゃんも、
まゆちゃんも殺したあとに囲炉裏でやいた。
そこほれ。そこほれ。
まゆちゃんの頭ちょん切って社の前においたよ。
まゆみちゃんの足くっきって社の後ろに入れたよ。
私はそこにずっといようっと。
これは怖がらせるためじゃないよ、日記だもん。
あなたはのらう。
死んでる私がのるよ。
わたしはいないからお願いも聞かない。
あなたはのろお」
と小さい字で書いていた。
この字だけ異常者が書いたような内容なのに
関わらず凄く上手な字だった。
それまでは笑ってたけど
さすがに気持ち悪さと呪うという言葉に気分も悪くなり
「もう、帰ろうか。」
とAが言い出す。
ただ帰るといっても夜中の12時か1時ぐらいに
懐中電灯で来た道をもどれる勇気も無く、
賛同するものもいない。
「朝までまとうや。」
と言うも
「ここで?まじで?こんなとこで?」
とBが言いだす。
BとAはもう出た方がいいって。
と言うが他の友人は
「いや、外なんか歩けんって」
と拒否。
その後、結局そこで朝まで待つ事になったが
BBQをするほどの元気もなく
全員で何となく気分を紛らわせるように話をしていた。
数十分後、いきなり外から
「お~い、お~い、お~い。」
と聞こえ始めた。
全員が一斉にびくっとなり
身構えるように静かになった。
「お~い、お~い、お~い。」
としか聞こえないのだが
それがずっと続く為
「動物の鳴き声じゃね?」
と言う友人に全員が同意し、
又話し始めた瞬間
「バン!!!バン!!!!!」
と小屋の裏側が誰かに叩かれた。
「お~い、お~~い。お~~~い。お~~~~い」
と叫ぶ声も長さが増していき
それと同時に再度裏側から
バン!!!!バンッ!!!!
と誰かが叩く。
「な、なんなん?これ???誰かが叩きよるん?」
とBが半ば泣きながら言うと今度は横側から
バン!!!バン!!!!
と音が鳴る。
そこでいきなりドアが開いた。
「おーい、こら。お前らなんしよっとか?お?」
と一人の男が立っている。
自分達は全員怖さと
目の前の現状が全く理解できずに固まっている。
「おーいって、呼びよるやろうが?
お?聞いとんか?のー?」
と捲くし立てる男の手には古びたバットが握られており、
それが怖すぎて一言も発せられない。
「なんとか言わんか!!!コラ!
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- しかしなぜ深夜にバーベキューなんか…めぐみ
- カレンダーに書いてあったという文章、細かく憶えているものですね。 書き写したとか写真に撮ったとかいうことでもなさそうですし。あ
- よく分からんなあ
- そんな乞食フルボッコにしてやれよ。 てめーこそ勝手に住み着いてんじゃねーぞコラ(´・д・)
- 怖い(迫真)野獣先輩
- もっかい読みました 怖い話しまゆ
- 有名!KX